昔からパーマヘアは人気のスタイルの一つです
最近人気のヘアスタイルで良く聞くのが
「ゆるふわ」や「ゆるカール」
「ふんわり」「外人風」と呼ぶ人もいれば「くせ毛風」と呼ぶ人も。
どうも サカグチです
世の中には たくさんの種類のパーマがあって
一般的なパーマでも
サロン側がオリジナルのネーミングをしている場合もあって
すべては把握できないくらいある
デジタルパーマだけで見ても
低音デジタルパーマやデジタルクリープパーマとか
それぞれ呼び方が違いたくさんある
今日はその根底にあるパーマ理論の記事です
パーマの種類やスタイルの話ではないので
一般の人は聞き慣れない言葉が多くで出てくると思うけど
軽くスルーしちゃって下さい(興味がある人は読んでね)
ここ数年で理美容界のパーマ理論は急激に変化してきている
これまでも パーマ技法やパーマに付随する機器等は
いろんな形で変化してきた
美容学校で教わったパーマの理論
髪のS-S結合を切ったり繋げたりしてパーマをかける
これが基本柱のパーマ理論だった
この図 ⇩
当然ながら 二十数年前のゴイスが美容師になりたての頃とは
パーマで求められるスタイルも変化し
薬剤の種類・技法・機器もそれに伴い変化した
実際に美容師として現場に立ち感じていたのは
ヘアカラーのを楽しむ人たちが増えた事により
髪のダメージを抱える人も増えた
前にも書いたが PPT(ポリペプチド)などの処理剤などを
使いだしたのもダメージ対応の為だった
ダメージを抱えた髪の毛へのパーマ施術に対応する為
新商品の薬剤の理論や技法なども変化してきた
しかし 基本柱のS-S結合はず~っとS-S結合のままだった
S-S結合が間違いではないのだが
パーマ理論としては まだまだ 浅い! ってこと
さっきパーマ理論は急激に変化していると書いたが
理論が変化したというより研究が進み
今までのパーマ理論をより深く
パーマの科学的メカニズムに もう一歩踏み込んで理解し直すことで
これまでの理論の変更点や 新たな理論が見えてきたってことなんです
実は パーマはまだまだ未知の部分が多く
還元剤は毛髪のどこに・どのように作用しているのか
明確に説明できない部分もあります
しかし 50年以上ケラチンを専門的に研究されてきた
元群馬大教授・新井幸三先生と美容界の先輩方たちが
「SS結合の切断→再結合」のレベルから
一歩踏み込んでパーマメカニズムの理解を深めるために
ここ数年検証を繰り返し
これまでの理論の変更点や 新たな理論・技法を打ち出しもらってます
パーマメカニズム
還元剤 ↓
RSH ⇄ RS + H+
還元反応 ↓
KSSK + RSH ⇄ KSSR + KSH (1)
KSSR + RSH ⇄ RSSR + KSH (2)
酸化反応 ↓
2KSH + O → KSSK + H2O
これが現在の基本柱のパーマ理論
最初にこれを見た時 ゴイスは目眩がしました
気分が悪い人はすぐに閉じて下さい(笑)
まぁ これをベースに いろいろ試してるんでまた書きます
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