縮毛矯正、毎回”全体”は危険?傷みを減らすリタッチの真実

鏡の前で髪にヘアケア剤をなじませる女性(縮毛矯正後のホームケアのイメージ) ストレート(縮毛矯正)

※本記事にはプロモーションが含まれています。記事内で紹介している商品は、当店の関係者が販売している商品です。

こんにちは、Red cloverです。

「縮毛矯正って、やっぱり傷みますよね…?」

お客さまからこう聞かれたら、正直に「はい、傷みます」とお答えしています(笑)。

でも、あきらめる必要はありません。かけ方と続け方しだいで、傷みは大きく変えられるんです。今回は、縮毛矯正をくり返しても髪をきれいに保つための考え方を、図を使ってお話しします。

縮毛矯正は”必ず”髪に負担がかかる

縮毛矯正は、薬剤と熱を使って髪の内部の結合を組みかえ、クセをまっすぐに整える施術です。

ヘアケアメーカーのアリミノの研究でも、髪の内部構造に強く作用する薬剤ほど、クセを伸ばす効果が高い一方で、髪の強度は下がってしまうことが報告されています。つまり「よく伸びる」と「髪への負担」は表裏一体なんですね。

そしてもうひとつ大事なのが、髪は一度傷むと、自然には元に戻らないということ。髪は”減点法”で傷んでいくものなんです。

“減点法”で考えると一目瞭然

わかりやすくするために、健康な髪の体力を「100」、縮毛矯正1回のダメージを「-30」と仮定してみます。

一度も縮毛矯正をしていない髪にかけると、体力100の髪が70になります。

縮毛矯正1回で髪の体力が100から70に減るイメージ図

その3か月後。根元には新しく伸びてきた”体力100″のクセ毛があり、毛先は前回の縮毛矯正で”体力70″のままです。

3か月後、根元の新しいクセ毛は体力100、毛先は体力70のイメージ図

パターン1:根元だけかける「リタッチ」

新しく伸びた根元のクセ毛部分だけに縮毛矯正をかける方法です。前回かけた部分には薬剤をつけないので、毛先に新たなダメージはかかりません。

根元だけに縮毛矯正をかけるリタッチのイメージ図

パターン2:根元から毛先まで「全体」にかける

前回かけた部分にもまた薬剤をつけるので、毛先はさらに-30。ダメージがどんどん上乗せされていきます。

根元から毛先まで全体に縮毛矯正をかけるイメージ図

3か月ごとに5回続けると、差はこんなに開く

リタッチでくり返した場合は、毎回かけるのは新しく伸びた部分だけ。5回続けても、毛先の体力はほぼキープできます。

リタッチで5回くり返した場合、毛先の体力が保たれるイメージ図

全体施術をくり返した場合は、毛先に行くほど減点が重なり、計算上は毛先の体力がマイナスにまで落ちてしまいます。

全体施術を5回くり返した場合、毛先ほどダメージが重なるイメージ図

実際の髪でここまで来ると、毛先はビビリ毛(チリチリに傷んだ状態)になって、カットするしかなくなってしまいます。リタッチにするかどうかで、数年後の髪の状態は大きく変わるんです。

「根元だけ」のリタッチ、実は技術が必要

「根元だけなら簡単でしょ?」と思われがちですが、実はリタッチはむしろ難しい施術なんです。

前回まっすぐにした部分と、新しく伸びてきたクセ毛の部分。この境目を自然になじませながら、毛先には余計な薬剤をつけないように施術しなければいけません。境目の処理がうまくいかないと、折れたような跡が残ったり、そこだけうねりが残ったりしてしまいます。

毛先までかけるのは、どんなとき?

基本はリタッチですが、例外もあります。

  • ミディアムやショートで、毛先に自然な丸みをつけたいとき
  • 縮毛矯正とデジタルパーマを組み合わせて(ストデジ)、毛先にカールをつけるとき
  • 前回の縮毛矯正から時間がたっていて、毛先にもクセが戻っているとき

カットする長さやスタイル、髪の状態によって施術方法は変わるので、「今回はどこまでかけるのか」を担当の美容師としっかり相談することが大切です。

「傷まない縮毛矯正」という言葉には注意

「ノーダメージ縮毛矯正」「髪質改善縮毛矯正」「酸性縮毛矯正」「低温縮毛矯正」など、いかにも髪にやさしそうな名前をよく見かけます。

もちろん薬剤や技術は日々進歩していて、負担を減らす工夫はたくさんあります。ただ、薬剤と熱で髪の内部を組みかえる仕組み自体は同じ。ダメージがゼロになることはありません。

ダメージを最小限にできるかどうかは、メニューの名前ではなく、髪の状態を見きわめて、必要な部分に必要なだけかけられる美容師の技術しだいです。

👉 くわしくはこちら:「ノンダメージ縮毛矯正」は本当?美容師が教える宣伝文句の真実

縮毛矯正をきれいに保つホームケア

サロンでの施術と同じくらい大切なのが、毎日のお手入れです。

1. 毎日のシャンプーで”きちんと洗う”

施術後の髪には、薬剤の成分がわずかに残ることがあります。毎日のシャンプーでしっかり洗い流していくことが、その後の傷みにくさにつながります。洗浄力が強すぎず、それでいてきちんと汚れを落とせるシャンプーを選びましょう。

👉 植物由来シャンプー「MUSE」を美容師目線で試してみた

2. トリートメントは”治す”ではなく”守る・整える”

残念ながら、トリートメントで傷んだ髪が元どおりになるわけではありません。トリートメントの役割は、髪の表面を整えて手触りをよくし、次のダメージから守ること。毛先を中心になじませ、少し時間を置いてからすすぎましょう。

おすすめ:ラメール 贅沢リペアトリートメント…トステアやエルカラクトンなどを配合。水を吸いやすくなった髪の表面を包み込み、しっとりなのにサラサラな指通りに導きます。シャンプー後になじませて、1分置いてからすすぐだけ。

3. 乾かす前のひと手間で熱から守る

自然乾燥は、せっかく伸ばした髪がうねったり、傷みやすくなったりする原因に。タオルドライ後に洗い流さないトリートメントをつけて、根元からしっかり乾かしましょう。

おすすめ:aimero リペアミルク…ドライヤーの熱と一緒に働く成分を配合したヘアミルク。広がりを抑えて、縮毛矯正後のまっすぐな質感をキープしやすくなります。

4. 高温アイロンのかけすぎに注意

縮毛矯正をした部分に毎日高温のアイロンをくり返すと、毛先の傷みが進みやすくなります。温度は低めに、同じ場所に何度も当てないのがコツです。

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まとめ

  • 縮毛矯正は必ず髪に負担がかかり、傷んだ髪は自然には戻らない
  • 毎回全体にかけると、毛先にダメージがどんどん積み重なる
  • 根元だけのリタッチをくり返せば、毛先の状態をキープしやすい
  • メニュー名より、髪を見きわめられる美容師選びが大切
  • 毎日のシャンプー・トリートメント・乾かし方で、仕上がりは長持ちする

参考文献
・株式会社アリミノ「還元剤の種類により毛髪微細構造への影響が異なることを解明」研究レポート(2019年)
・各商品の成分・使用方法は販売元の商品情報に基づきます

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