化粧品(コスメ)と医薬部外品

美容室のメニューでよく見る

コスメパーマとかコスメストレート(縮毛矯正)

コスメ? 化粧品? いかにも髪にやさしそう!

「髪に負担が少ない」

「化粧品登録だから優しい・傷まない」とか言われてる?

こんばんは~ 坂口です

美容室で使用する 薬剤は分類として

『化粧品』に登録されているものと

『医薬部外品』に登録されているものが存在する

そんなパーマ剤のお話!

 

 

化粧品(コスメ)と医薬部外品

化粧品登録のパーマ液だから髪が痛まない とか

コスメ系パーマ液だから、ケアしながらかけられる とか

カラーと同時施術しても大丈夫!

な~んて言ってる人がたまにいますが

全くの論外で 

化粧品(コスメ)は優しい とか

医薬部外品はダメージし易い とか

一切関係なし!

 

こうゆう宣伝の仕方をするから

実際 お客さんがパーマ後にダメージを感じると

違和感に繋がっちゃうんです

コスメ系だろうがなんだろうが

髪の中の結合を切って繋いで

髪を曲げたり 伸ばしたりする

髪の形状を変化させる 薬であることに違いは無い

化粧品登録だから ダメージレスな訳でもないし

コスメ系だとか 化粧品登録だから 優しくて安心とかいうのは

お客さんに良いイメージを植え付ける為の宣伝文句なだけ!・・

f:id:GOIS:20170422003012j:plain

パーマ液の化粧品(コスメ)と医薬部外品には規定があり

医薬部外品には

還元剤濃度 2%以上 7%以下

アルカリ度 7ml 以下

化粧品登録(コスメ)には

還元剤濃度 7%以下 (昔は2%以下だった)

アルカリ度 上限なし

ここで注目してほしいのが

化粧品登録(コスメ)の アルカリ度 上限なし!(ウッソ~)

医薬部外品では上限ありなのに

化粧品では 制限なしって事なんです

 

昔の還元剤濃度が2%以下の時は

パーマのかかりがよくないんで

アルカリをたくさん使い薬剤の

パワーをアップさせてパーマをかけていた

医薬部外品 と 化粧品登録なんてのは

ただの 登録上の分類分けにすぎない

「優しく安心とされる」化粧品登録のパーマ剤も

制限なしの無法地帯って意味では危いんじゃない?

f:id:GOIS:20170422003352j:plain f:id:GOIS:20170422003449j:plain

使用する美容師側も

ディーラーさんの「化粧品登録なので優しい」と言う説明を鵜呑みにして

「傷みがあるけど 化粧品登録(コスメ系)を使えば大丈夫だろう!」

な~んてやってたら

あれェェ~ッ!優しい薬をつかったのに~ィ どうして?(汗)

って事になりかねない!

何年か前に 化粧品登録(コスメ)の

還元剤上限が 2%以下 → 7%以下 へ変更になった

って事は?

医薬部外品との違いは

アルカリの上限が あるのか無いのかだけ

化粧品登録(コスメ)も 還元剤濃度を濃ゆくできる分

アルカリをおさえてパーマ剤が作れるようになった

 もうほとんど違いがわからない?

言いたいことは パーマ剤の 登録が

化粧品(コスメ)だとか 医薬部外品だとかは

髪のダメージにはまったく関係ございません!

どちらのパーマ剤も

髪の中の結合を切って繋いで 曲げ伸ばしするものだから

髪の毛の状態によって使用するパーマ剤の

還元力とアルカリのバランスを

しっかりコントロールすることが重要なんですよ〰!

パーマ剤ってもんは どんなものでも

使い方を間違えば危険性があるんです・・・

 

 

f:id:GOIS:20170412105456j:plain

熊本県山鹿市鹿本町梶屋872-1 
美容室  Red clover

コメント

タイトルとURLをコピーしました