先日の日曜日と月曜日の2日間 博多で
パーマのリバースリアクションの座学と
ソキウスクリームとリバートシリーズを
用いた最新パーマ実技講習でした
こんばんは~ GOIS です
今日は一般の方には??? って感じで
美容師向けの記事なんでマニアックな読者さん以外は
勝手にスル~!!でお願いします(^O^)
ランキングに参加してます
パーマはまだまだ未知の部分が多く
還元剤は毛髪のどこに・どのように作用しているのか
明確に説明できない部分もあります
しかしここ数年で理美容界のパーマ理論は
急激に変化していて 理論が変化したというより研究が進み
今までのパーマ理論をより深く パーマの科学的メカニズムに
もう一歩踏み込んで理解し直すことで これまでの理論の変更点や
新たな新たな理論・技法が見えてきたってことなんですね
その中の1つが今回の講習のリバースリアクションって訳です
まぁ うちの店でも営業でリバース・リアクションを
行ってるんですが どんなものかと言うとなかなか複雑なもんです
リバース・リアクションって何?
まずこれ⇓⇓⇓ パーマの反応式
還元剤 ↓
RSH ⇄ RS + H+
SSSH交換反応 ↓
KSSK + RSH ⇄ KSSR + KSH (1)
KSSR + RSH ⇄ RSSR + KSH (2)
リバース・リアクションとは?
パーマにおいては この(1)と(2)式の左辺よりパーマ反応が進むが
右辺に偏りが起きた場合に平衡反応を起こし 左辺に戻ろうとする働きを
リバース・リアクションと言う
平衡反応とは?
式の左辺と右辺の偏りがあった場合に自主的に 左辺と右辺の偏りを
無くそうとする反応が起きることを 平衡反応と言う
酸化反応式 ↓
2RSH + O → RSSR + H2O
2KSH + O → KSSK + H2O
今までの工程は (1剤塗布)→(放置・水洗)→(酸化) これが基本的なやり方でした
しかし このやり方には問題が残るんです
(1)と(2)式で還元を進めて行く(いわいるS-Sを切る)と片一方は
ミックスジスルフィド(KSSR)ができる そして水洗後にそのまま酸化処理に入ると
ミックスジスルフィド(KSSR)はこのままの状態では酸化が出来ず残ってしまう
これが髪に残ということは 髪の毛のS-S結合(再結合)の架橋数が減り
髪の強度が落ちたり 残臭があったり ダメージなどに繋がる結果となります
そこで このミックスジスルフィドを減らし
S-S結合(再結合)を促進させてよりダメージを少なくしようというのが
今回のリバース・リアクションです
関連記事
エアウェーブの機械が ゴザイマセ~ン!Wガラス化エアウェーブ
コメント