カラーもパーマもアルカリ剤の力を使い
色を明るくしたり カールをつけたりします
そのアルカリを消してくれる アシッド処理剤!
前回の実験記事の続きです
前回 カラーリング後の
アシッド処理した場合と
アシッド処理しない場合の
褪色度合いの違いを見るために実験したんだが
結果は 違いがあまり見られなかった!(笑)
じゃぁ 次にいってみましょう
前回の毛束をロッドに巻いてパーマをかける
PH8.5のチオグリコール酸のパーマ液で 5分放置後に
スポイド水洗で還元を勧める 5分+5分
その後すぐブロム6%で2液処理 5分+5分
(今回はリバース・リアクションは行わない)
3本共に同じ条件でパーマをかけ
最後のアシッド処理だけを変化させた
2液処理後に
- 赤はそのまま+5分後 ロッドアウト
- 黄色はアシッド剤3倍希釈を付けて5分後 ロッドアウト
- 青はアシッド剤原液を付けて5分後 ロッドアウト
パーマのかかり自体には 極端な差は感じない
では この毛束を シャンプーとストレートアイロンを繰り返してみる
シャンプーとストレートアイロンを5回ずつ繰り返した
アシッド処理していない 赤い毛束が他の2本よりウェーブダウンしたのが解る
アシッド処理した黄色と青色の毛束は 多少はウェーブダウンしたものの
赤色よりはウェーブが残っている
アシッド3倍希釈の場合(黄色)とアシッド原液の場合(青色)での
ウェーブの差は ほとんど無く 今回使用したパーマ液の
薬剤スペックくらいであれば アシッド3倍希釈で充分対応できそうだ
原液を塗布した青色の毛束だが 過剰な収斂もなく手触りも悪くない
そして更に
シャンプーとストレートアイロンを5回ずつ(計10回ずつ)追加して繰り返した
さすがに 3本とも ほぼウェーブが無くなったが この写真でも
赤の毛束よりアシッド処理した2本の毛束の方が
多少ウェーブが残っているように見える
実は
別の毛束で上記と全く同じ条件で実験したものがある
PH8.5のチオグリコール酸のパーマ液で 5分放置後に
スポイド水洗で還元を勧める 5分+5分
その後すぐブロム6%で2液処理 5分+5分
今回はリバース・リアクションは行わない)
3本共に同じ条件でパーマをかけ
最後のアシッド処理だけを変化させた
2液処理後に
- 赤はそのまま+5分後 ロッドアウト
- 黄色はアシッド剤3倍希釈を付けて5分後 ロッドアウト
- 青はアシッド剤原液を付けて5分後 ロッドアウト
そして シャンプーとストレートアイロンを5回ずつ繰り返した
結果は最初の実験とほぼ同じ結果で アシッド処理した毛束の方が
極端な差が出る訳ではないが ウェーブダウンしにくい結果となった
前回から続けてアシッド剤の検証を行ったが
今回の実験は 目に見えないアルカリを アシッド処理剤が除去してる事を
目に見える形で確認する為に行った実験であり
パーマのかかり具合やパーマ・カラーの持ちを良くするといった物ではありません
髪に残留するアルカリを中和させる事が目的の物なので
アシッド剤を使用したからといって パーマのかかり具合が変化したり
パーマ・カラーの持ちが極端に良くなることはありません
実験では アシッド剤が 目に見えないアルカリを除去した事により
アシッド処理してない物よりはパーマの持ちがやや良かった くらいの感じ!
しかしこの アルカリを除去することがダメージを減らす事が
大切なことで 後々 大きな違いとして出てきます
目に見えない部分でいい仕事をしています
安心してください!!
うちのお客さんには使ってますよ~(笑)
コメント