いらっしゃいませ~ 坂口です
前回書いた
S-S結合は1種類じゃなく
S1・S2・S3というものがあるようだ
そして 還元剤の種類によって還元される部位は違う?
この記事⇛ S-S結合のS1・S2・S3?
美容師は このS-S結合の切断を促進させて
パーマをかけます!
またまた美容師以外の一般の方は
意味不明でものすご~く ツマラナイ!
話になるんですが
興味のあるマニアックな方だけお読み下さい(爆)
S-S結合を効果的に切ってパーマをかける!
いろんな種類の還元剤とSS結合の相性で
切れるSS結合の部分が違うので
かかり方に違いがでるんですが
最近 GOISは デジタルパーマの前にアイロンを入れます
何故か?
105℃以上の圧縮蒸気は
SS/SH交換反応を助長すると言われており
毛髪中のある部分のSS結合を切るためです
その目的でデジタルパーマの水洗後
ワインディング前にアイロンを入れて
分子間の架橋を切ってカタチがをつけやすくします
では 本当に形がつきやすいのか?
肉眼では 結合がどれくらい切れたのかなど
確認などできません 理論の基づき施術する訳ですが
思いつきで ちょっと実験してみる事にした
4本の毛束で
緑と黄の毛束を
システアミン4% チオグリコール酸2% PH8.3 の薬に5分浸した
青と赤の毛束を
チオグリコール酸ナトリウム6% PH8.5 の薬に5分浸した
5分後にすぐ水洗して
緑色と青色の毛束はそのまま何もせずに
すぐロッドに巻く
黄色と赤色の毛束は
アイロンで2回ずつスルーして
これもすぐロッドに巻いた
ここまで水洗後から1分半くらい
そして すぐブロム酸で2液処理 5分+5分
終了~!
緑と黄の毛束
システアミン4% チオグリコール酸2% PH8.3
黄色の毛束は180℃で 2回アイロンスルーした
青と赤の毛束
チオグリコール酸ナトリウム6% PH8.5
赤色の毛束は180℃で 2回アイロンスルーした
アイロンで熱を加えるんだから なんとなく自分の想像的にも
還元が進みそうな気がするのは 確かなんだが
両方の薬剤とも 1剤を水洗後にアイロンを入れた毛束の方が
かかりが良い結果となった
ほんの数秒でかかり方が変わってくる
コールドパーマでこんな事はやらないでしょうが
デジタルパーマやストレートパーマなどではこの辺も関係するでしょう!
ただ 危険もつきまとう!
キチンとしたスキルが必要でこれが事故に結び付いては
本末転倒な結果になってしまう
充分な注意と練習が必要なのは言うまでも無い!!・・・
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