髪の結合バランス

パーマでカールつけたりウェーブにしたり

逆に クセ毛の人はストレートにしたり

パーマかけなくてもカーラーやカールアイロンで巻き髪にしてみたり

なんにもしてなくても朝起きると 寝癖で爆発してたり(笑)

これぜ~んぶ!  髪の毛の結合によりおこるんです!

髪の毛の結合?  ってなに?

こんばんは~ 坂口 です

美容室では毎日この髪の毛の結合をコントロールして

パーマかけたりスタイリングしたりしてます

一般の方でも 仕組みを知っておくと

ヘアケアやスタイリングなど理解し易いんじゃないでしょうか

 

 

髪の毛は4つの結合でつながっています

縦の結合と横の結合があって

縦の結合を主鎖

横の結合を側鎖って呼びます

縦の結合は主鎖と言うだけあって

これが切れたら髪自体が崩壊しちゃいます

パーマなどは側鎖結合を利用して化学反応を起こし

ウェーブにしたりストレートにしたりします

側鎖結合には4種類あって

  1. 水素結合
  2. イオン結合
  3. シスチン結合
  4. ペプチド結合

があります

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 水素結合

水分により濡れたり 熱くなるだけで簡単に結合が切れ

水分が乾いたり 熱が冷えると再結合します

髪が濡れると柔らかく感じるの水素結合が切れてるからです

寝ぐせついたり

スタイリングでブローして形をつけたりするのは

この結合が大きく関係しています

イオン結合(塩結合)

髪は弱酸性で その弱酸性の状態からアルカリ状態になると

イオン結合が切れ 酸性状態に戻るとたり繋がります

最も安定しているのは、”弱酸性状態”で等電点と呼ばれ PH4.5~5.5

それよりもアルカリ性に近づけばイオン結合は切れて

また酸性に戻れば繋がります

※酸性領域でも過度の酸性は様々な部分を傷めるてしまいます

熱によって多少切れたり繋がったりします

シスチン結合

システインという物質が結合したもので

これを切ったり繋げたりすることでパーマをかけます

通常のの生活で結合を切ったりする事はありません

パーマの薬剤によって結合を切ったり繋いだりします

この結合をできるだけ しっかり戻すことが重要で

再結合が不十分だと、タンパク質の軟化・間充物質の溶出などにより

パーマ・ウェーブが固定化できずパーマがとれやすくなります

それ毛髪強度低下・水分低下をまねきます

ペプチド結合

髪の毛の最も基礎的で最後の砦とも言える結合!

これが切れると再度結合する事はありません(爆)

縮毛矯正・パーマ・カラーなどに使われる薬剤により

多少切れる事もある

強アルカリや強酸性の状態で切れることがあるが

基本的には切れない

4つの結合の中でも結合が

弱い結合から強い結合

切れやすい結合から切れにくい結合

があります

切れやすい結合から順番に並べると

水素結合・イオン結合・S-S結合・ペプチド結合

水にも切れる水素結合が一番切れやすく

phが高くなると切れるイオン結合

還元剤を使わないと切れないS-S結合

そして一度切れたら二度とは戻らないペプチド結合

髪の毛は いろんな結合が

バランスとりあって成り立っています・・・・

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熊本県山鹿市鹿本町梶屋872-1 
美容室  Red clover

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