「乳化」?
本来なら混じり合わない油分と
水分を混じりあわせた状態のことを言う
食品や化粧品、医療品など
いろんなものに使用さている乳化技術
代表的なものとしては
界面活性剤の化学的作用による乳化が
用いられてきたが
最近は「三相乳化」という
新しい乳化テクノロジーが注目されてます
こんにちは~
Red clover 坂口です
三相乳化技術とは?
界面活性剤を必要としない
新しい乳化テクノロジー
柔らかい親水性ナノ粒子の
物理的作用力(ファンデルワールス引力)を利用した
新しい乳化方法で
物質固有の性質に依存せず
粒子の大きさや形だけに依存する
従来の乳化方法とは
全く違うアプローチに基づく 画期的なものです
東洋新薬 三相乳化技術が肌に負担をかけず有効成分を浸透させる作用を確認
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私達の日常の生活では
身近にある製品の多くに
乳化の仕組みを利用した物がるんです
乳化とは?
乳化とは 水性と油性の物を
混ぜ合わせた状態
例えば
サラダに使うドレッシングを
思い浮かべると
容器の中の上下で分離してますよね
なので使う前は よく振って
使用すると思うのですが
これは
振ることでドレッシングの主原料である
油と酢(水性)を混ぜ合わせる
これが「乳化」です
しかし
単に水と油を混ぜ合わせるだけでは
時間がたつと 再び分離します
なので 乳化を安定させる為に
「界面活性剤」を添加します
界面活性剤とは
親水基(しんすいき)と親油基(しんゆき)を
持っていて これが水と油が分離を防ぎます
界面活性剤については
乳化を利用した代表的なもので
洗剤やクレンジングオイルがあります
体に使うシャンプーなどで言えば
洗剤で皮脂などの油性の汚れを
界面活性剤が包み
水の中に溶かして汚れを落としてるんです
食器洗剤にしても服の洗剤にしても
同じ原理です
油(脂)を包み水に溶かし込んで
しっかり流して落とします
クレンジングオイルは
オイル(油分)で皮脂や化粧品を落としますが
汚れを吸収したオイルを
界面活性剤が水で落としやすくしてます
その他にもこの「乳化」を
利用したものが日常には多くあり
この「乳化」を安定させる為に
「界面活性剤」が用いられてます
界面活性剤を使わない乳化方法
「三相乳化」は 界面活性剤を
使用しない乳化方法です
その代わり 柔らかい親水性
ナノ粒子の物理的作用力(ファンデルワールス引力)
を利用して物質を乳化させます
界面活性剤は 水と油の
両方を引き寄せる性質があリますが
この性質を利用した乳化は 大きく分けて
O/W(オイル イン ウォーター)型と
W/O(ウォーター イン オイル)型の2つがあり
型によって界面活性剤を変える必要があります
また
2種類以上の物質を乳化させる時は
複数の界面活性剤を
使う必要が出てくるんです
つまり
たくさんの原材料を使った乳化ほど
界面活性剤の種類も多くしなければならず
複数の界面活性剤を使うということは
コストもかかり 物質を安定させる為の
配合の量とミックスバランスも
考えなくてはいけなくなるんです
ソレに比べて 三相乳化では
1種類の界面保持剤を使えば
どんな乳化でも可能なので
酸性でもアルカリ性の物質でも
長期に安定させることができます
三相乳化を使った製品の特徴
三相乳化を使った製品は
「球体ラメラ構造」と言って
肌の保湿構造と同じなんで
非常に浸透性が高い特徴があります
つまり 三相乳化を使った美容液などは
従来の乳化方法を使った製品よりも
肌になじみやすく
油分の多い美容液やクリームも
ベトつかずにすぐに肌になじんでくれます
三相乳化は 開発されたのが2005年
特許出願が2006年なんで
まだまだ
使われている製品は多くありません
三相乳化の技術を開発したのは
神奈川大学の研究所ですが
大学オリジナルブランドの
化粧品も開発されていて
三相乳化には化粧品の
性能向上が期待されます
現在は
美容液や乳液日焼け止めなどに
用いられているようです
Use cases Archive – 未来環境テクノロジー
三相乳化は2006年に特許を取ったまだ新しい技術
界面活性剤を使わずに乳化ができる方法で
安定性が高く
複数の界面活性剤を使う必要もないということで
業界では注目のようです
今日は 新しい乳化技術
「三相乳化」の記事でした(^^)
まだ 使用したことがないので
善し悪しは言えませんけど・・・
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