縮毛矯正は ダメージと差し引き

髪の毛は 何かしら手を加えれば

ダメージに繋がります

これは以前にも触れた

「髪の毛は減点法で傷みます」が前提にあります

「傷まない縮毛矯正って無いんですか?」って

聞かれれば  間違いなく

「ありません」と答えます(笑)

 

 

「髪の毛を傷ませずに施術する」

これは美容師にとっても課題であり

お客さんにとっても 傷むよりは

傷まない方がいいでしょう

 

 

 

 

縮毛矯正を必要とするお客さん!

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髪のダメージと差し引きしてでも

縮毛矯正を必要としているお客さんもいる

美容師はダメージを最小限に抑え

縮毛矯正をかけていても

綺麗な髪の毛を維持出来るように

技術と情報を提供するのが仕事です

縮毛矯正をかける上で

一度くせ毛をストレートを伸ばしたら

カットして切ってしまわない限り

ストレートが持続する特性があります

なので 縮毛矯正は リタッチという技術で

新たに伸びた部分にのみ縮毛矯正を

行う方法があります

このリタッチを 繰り返していくことが

ダメージを最小限の抑えながら

綺麗に髪を維持していくことが可能になる

髪の毛は 死滅細胞なんで

傷んだ髪の毛が蘇ることはありません

だから 負担がかかると

減点方式でダメージしていきます

髪の体力を削らない事が大切であり

縮毛矯正のメニューでは このリタッチが

髪の毛の減点を最小限の抑え

なるべく傷ませないようにする上で

大事な技術なんです

縮毛矯正での髪の減点法!

健康毛のMAXの体力を100

縮毛矯正1回のダメージを-30と仮定して

健康毛(一度も縮毛矯正していない髪)

に縮毛矯正をかけると

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100ある髪の体力が

縮毛矯正一回のダメージ -30で

残り体力 70に

その 3か月後

(根元に新生部3か月分のくせ毛が伸びてきている状態)

根本は 体力100で

毛先は前回の縮毛矯正で 体力70

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例えば

新生部の根元のくせ毛部分にリタッチを行うと

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では

根元から毛先まで全体に縮毛矯正を行うと

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リタッチの方は 前回かけた

縮毛矯正部分は触らないのでダメージなし

全体の方は 前回の部分も再度薬剤をつけて 

縮毛矯正をかけているから

更にー30のダメージが減点となりダメージが進む

3か月に1回縮毛矯正を行うと仮定する

リタッチで繰り返した場合

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全体施術を繰り返した場合

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こうなってしまう

リタッチで繰り返しすと

新しく生えてきた新生部のみの矯正なので

その後 5回繰り返しても 毛先の体力を維持できる

全体に矯正施術を繰り返しと 毎回毛先まで負担がかかるので

毛先に向かうほど 減点が大きくなり

毛先は-50まで 髪の毛の体力が減ってしまう計算になる

実際の髪の毛ならば 限界を通り越して

ビビリ毛になって切るしかない

間違いなく対処が出来ない状態!

リタッチで行うか そうでないかは

後々の髪のダメージにを大きく左右する

そして 一回一回の縮毛矯正で

ダメージを最小限にしながら 

しっかりクセを伸ばして行くことが

大事なので 縮毛矯正のスキルが

美容師に要求されます

「ノンダメージ縮毛矯正」や

「髪質改善縮毛矯正」とか

いろんな縮毛矯正の広告・宣伝を目にします

縮毛矯正というのは

髪の内部のタンパク質を 薬品と熱を使い

無理やり真っ直ぐに矯正するのだから

多少のダメージがあるんです

ノンダメージなんてありえない

縮毛矯正のスキルがある美容師は

そんな嘘は言わない(爆)

最近は 酸性縮毛矯正や 低温縮毛矯正など

いかにも髪に優しそうな名前の

縮毛矯正もありますが

髪の内部のタンパク質を薬品と熱を使い

真っ直ぐに矯正してるのはすべて一緒です

傷まない理由が見つかりません!

 

ダメージを最小限にするのは

髪に優しそうな商品名の縮毛矯正ではなく

縮毛矯正のスキルを持った美容師なんです(^o^)

 

 

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熊本県山鹿市鹿本町梶屋872-1 
美容室  Red clover

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