気になる白髪に塗って
太陽や蛍光灯の光に反応して「髪が黒く染まるカラー」
髪に優しい「昆布で染まるカラー」
なんてのがあります
テレビやネット通販、ドラッグストアで簡単に手に入るもので
「お手軽」「簡単」「体に無害」などと
嘘っぱちな宣伝文句を並べて販売されてる
こんばんは~ 坂口 です
今日はこの ホームカラーの
とんでもない 「落とし穴」に はまっちゃう話~
「なんで こんなもん売ってんだぁ!」
約10年程前から 世間には
光で染まるヘアカラー や 感光性ヘアクリームと呼ばれる
白髪を染めるホームカラー及びトリートメントカラーが存在する
髪に塗布して
日光や 蛍光灯の「光」がカラー成分と反応をおこし
白髪を染めるといった商品で
「塗るだけで 簡単に白髪が染まる! 」
とか
「ジアミンが 入ってないのでヘアカラーのアレルギーも心配なし!」
とか
「頭皮や髪に やさしく傷まない 画期的~♪」
などと 謳っているものが多い
ではどうして 光で白髪が染まるのか
実は『 硝酸銀 』や『 硫酸銀 』が配合されているから
硝酸銀や硫酸銀は
光に反応して黒くなる(黒化)性質があり
それを配合することで
白髪が黒く染まっていきます
しかし
この銀成分で染まった髪の毛が
理美容室のカラー剤などに含まれる
「アンモニア」と反応すると化学変化を起こすと
『雷銀』という物質になります
この化学反応が髪の上で起こると
髪が緑色に変色したり
最悪の場合
髪の毛を断毛させてしまったりする事も!(滝汗)
理・美容師さんなら一度は経験あるんじゃないですか?
「緑ヘア!!」
(こんなもんが ヘアカラー? 恐ろしや)
この感光性のヘアクリームは
一時期 世の中に 結構出回っていて
理美容界でも問題になってた
◎ 感光性染毛料
硫酸銀または硝酸銀が配合されていて、
それら銀イオンに光が当たると、金属銀微粒子に変化し、
毛髪表面に吸着し、金属銀微粒子が光を吸収することで発色するタイプの染毛料
硝酸銀
硝酸銀(しょうさんぎん 英: silver(I) nitrate)は組成式 AgNO3、式量 169.89 の銀の硝酸塩である。
日本の法令では毒物及び劇物取締法により劇物に指定される。銀を硝酸に溶かすと得られる。
硫酸銀
硫酸銀(りゅうさんぎん 英: silver(I) sulfate)は、化学式が Ag2SO4 と表される1価の銀の硫酸塩である。斜方晶の無色結晶であり、面心立方格子構造を取る。光や空気にさらされることにより黒ずむが、普通に取り扱う範囲では安定な物質である。水にはわずか (0.796 g/100 ml) に溶ける
日本の法令では毒物及び劇物取締法により無機銀塩類として劇物に指定されている
~Wikipediaより~
実は この2つは毒物及び劇物取締り法 で
” 劇物指定 ” されてますけどォ~!
パーマ剤や カラー剤にも含まれる
アンモニアと 化学反応を 起こして
『 雷銀 』を生成する事があります
雷銀(らいぎん、英: fulminating silver)とは、
組成式Ag3N(一窒化三銀、窒化銀)とAgNH2(銀アミド)の混合物。
稀に窒化銀そのものを指すことがある。黒色の結晶で、
外部からの刺激に非常に敏感であり、少しの摩擦でも爆発する。
~Wikipediaより~
光で染まるタイプのカラーをした髪に
パーマやカラーをすれば
間違いなく 緑色に!
場合によっては ダメージ や断毛!
なんて恐れも 無きにしも非ず!
脅すつもりではないですが
可能性が ゼロじゃないんです
笑えん!
まぁ 緑色になる時点で アウトでしょ?
金属成分は 毎日のシャンプーでもなかなか落ちにくく残留します
ヨウ素(イソジン)をつけると除去できるとのことだったので
実験しましたが完全には落ちないし髪の毛もキシキシになります
髪が 伸びてその部分をカットするまで
打つ手無しです(ToT)
結論
このような カラーはやってはいけない!
パーマもカラーもしないって方は
自己判断におまかせします
おまかせはしますが
オススメはしませ~ん!(爆)
光で染まるヘアカラーを
使用してるかどうかは
来店時に
カウンセリングなどで 気づく事もありますが
なにも言われなかったら
美容師でも 判断つかない場合が 多くあります
もし この様なカラーをされてる方は
担当の 美容師に 自己申告お願いします(-_-;)
苔みたいなグリーン頭にならない為に!
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