ヒトの頭部に生えていて
ケラチンという硬質たんぱく質で
形成されている
「毛髪(もうはつ)」とか
「髪の毛(かみのけ)」とか
呼ばれてます
髪の毛は 肉眼では見えませんが
3重構造になっていて
髄質(毛髄)(毛鞘)毛表皮(キューティクル)で
髪の毛が形成されてます
こんにちは~ 坂口です
髪の毛はイメージで表現すると
かっぱ巻きみたいなもんで
- 芯の部分にある毛髄質(メデュラ)
- その周りを覆う毛皮質(コルテックス)
- 表面部分を覆っている毛小皮(キューティクル)
この3つによって成り立っています
髪の毛は
18種類のアミノ酸が結合してできる
繊維状のケラチンタンパク質によって
構成されてます
メデュラ(毛髄質)
メデュラは毛髪理論でも
まだまだ十分な解明がなされておらず
空気を含んだりできるので
髪の毛の「弾力性」と関係ある部分で
外部からの熱や刺激などから
頭を守り保温機能を高める
作用などがあります
もともとが
細い髪の毛で軟毛だったりする髪質の場合は
人によってはメデュラが無い髪の毛の
場合もあります
コルテックス(毛皮質)
髪の毛の約80~90%を占る
髪の主要な部分で
メデュラを束で覆ってます
コルテックスは 髪の質に大きく関係していて
タンパク質の結合状態によって
直毛だったり クセ毛だったりします
波状毛と呼ばれる
大きくうねるようなクセ毛や
縮毛と呼ばれる
細かく捻れて縮れたような
強いクセ毛の人は
先天的にタンパク質の結合が
真っ直ぐではなく 髪の形事態も
円形ではなく 楕円形になってる場合が多い
これがクセ毛の一つの原因です
美容室で扱う 薬剤も一番作用するのが
このコルテックス部分で
カラーやパーマなど薬剤は
ほぼこの部分に作用している
コルテックスには
多くのメラニン色素が含まれており
髪の毛が黒く見えるのは
このメラニン色素があるからなのです
メラニン色素の量が多い程
髪の毛も黒々としていて
紫外線から頭皮を守ってくれてます
髪の毛を明るくするヘアカラー剤は
このメラニン色素を壊して
髪の毛を明るくし
希望する色味を発色させ
いろんな髪の色を作り出します
髪の毛にも水分が存在し
コルテックスの中にある
マトリックスと呼ばれる部分に
結合水として取り込まれています
結合水
けつごうすい(bound water)生体組織に含まれる水の一部は,蛋白質分子,
親液コロイド粒子などの成分物質と強く結合しているため,乾燥されにくく,
氷点で凍結しない。これを結合水という。
自由水と異なり,溶媒としての作用がない。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より)
この結合水が 髪にあるおかげで
髪のしなやかさや
柔軟性が保たれているんです
しかし
さまざまな原因で
キューティクル部分が損傷すると
水分を含んだマトリックスが
髪の毛から流出してしまい
結果 パサパサ・ガサガサの
髪の毛になってしまいます (ToT)
キューティクル(毛小皮)
髪の毛の 表面をおおっている部分で
外部の刺激から毛髪内部を守り
コルテックスのタンパク質や水分を
失わないようにしてます
薄くて硬いタンパク質でできていて
見た目には 黒色に見えますが
実は無色透明です
ウロコ状の薄い細胞が瓦のように重なり合い
何層にもなって形成されてます
- エピキューティクル(疎水性で水をはじく性質)
- エキゾキューティクル(中間的な性質)
- エンドキューティクル(水とアルカリを吸い込む性質)
3種類の異なる層で 毛髪内部を守ってくれるものが
キューティクルです
パーマやヘアカラーなどに含まれる
アルカリ薬剤の影響を受けると
エンドキューティクルが膨張して
キューティクルを開かせ 薬剤を浸透させます
パーマやカラーをはじめ
日常のヘアケアやスタイリングなどの影響で
少しずつダメージが重なり
キューティクルが限界を超えて損傷を受けると
髪の毛の内部のコルテックスが流れ出てしまい
ダメージが進みます
キューティクルは
髪の毛の内部を守ってくれていて
キューティクルがしっかりしていれば
髪の傷みは最小限でおさえられます(^o^)
なのでキューティクルをいつもキレイに保ち
正常に働くようにしておく事は
コンディション維持には大切なことなんです!
以上 髪の毛の構造でしたぁ~
それじゃぁ またね(^o^)
熊本県山鹿市鹿本町梶屋872-1
tel 0968-46-1688
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