スキンケア化粧品の宣伝などでは
よく「肌の奥まで浸透」とか
謳ってますよね
TVや雑誌では当然のことのみたいに(笑)
化粧水はたっぷり塗ってしっかり浸透
って思われてるでしょう
しかし 実際には
この「しっかり浸透」ってのが
一般の消費者が
誤解をしてるところです\(◎o◎)/!
こんにちは 坂口です
浸透することを謳っている
化粧水の説明をよくてみると
たいがい補足で 「角質層まで」
と書かれてたりします
角質層って?
肌の断面のイラストですが
人間の皮膚は 外側に表皮
その下の真皮 一番奥に皮下組織の
3層からできています
真皮はハリや弾力のもとになる
コラーゲン線維や
エラスチン線維でできていて
プルンとしたハリのある肌を保つには
この真皮の中の細胞が重要になります
表皮は真皮を体の外側から守る
バリヤのような働きをしています
基底層で作られた新しい細胞が
表皮の外側に向かって
だんだんと押し上げられ
角質層で角質細胞に変わり
垢(あか)となってはがれ落ちます
これが肌のターンオーバーです
そしてその 表皮の
一番外側にある部分が「角質層」で
この「角質層」の厚みは
サランラップ1枚くらいの薄さです
\(◎o◎)/!
角質層って
実はこんなに薄いんです
じゃぁ 本題に戻しますが
化粧品での浸透とは
角質層に化粧品の成分を
行き渡らせること
あくまで 皮膚表面の
角質層にしか浸透しません
なので その奥にある
肌のハリや弾力を左右する
真皮部分まで成分が
浸透することは無いんです
|||||凹[◎凸◎;]凹|||||ガビーン!
化粧品登録の商品には
薬機法よって化粧品は角質層より
深く浸透しては行けないという
決まりがあるんです
もし成分が真皮まで
「しっかり」「奥深く浸透」
しちゃったりすれば
それは化粧品じゃなく
医薬品もしくは医薬部外品?
ってことです
では ラップ1枚分くらいの角質層に
化粧水が浸透して効果はあるのか?
角質層は髪の毛や爪と同じように
「ケラチンたんぱく質」でつくられていて
ケラチンは水分を保水する部分があるので
化粧水などで一時的に水分が保水されると
肌に潤いが出て
コンディションは上がり
効果はあります
ただ 化粧水が肌に
ぐんぐん浸透したように感じますが
実際は 角質層のケラチンに
水分を含ませているだけで
ハリや弾力に関係してる
真皮には浸透していないので
全く関係ありません
肌の表面には作用するが
肌の奥に浸透はしないが正解です
浸透しないのは理由がある
まず「皮膚」というものは
外部の物が体内に侵入してこないように
体内を守る「バリアー」なんです
例えば お風呂につかっていて
肌にお湯がどんどん浸透してしまったら?
海に入って肌から塩水が吸収されたら?
太陽の光を肌が通してしまい
肌の奥に紫外線が刺激を与えていまったら?
そうならないように
肌のバリア機能があるんです
つまり 化粧水なども同じく
肌の奥には入らないのが当たり前で
そうなっているんです
こう考えると 逆に
肌の奥深くまで
化粧品が浸透してしまっては
問題ありありですね! だって
肌のバリヤ機能が
無いってことですから(汗)
だからスキンケア化粧品は
「角質層まで」というのが本質で
あくまで肌の外側から
肌の潤い不足を防ぐもので
肌の奥まで浸透して 成分が
もちもち肌を作り出すってわけでは
無いってことです
今現在の化粧品では
これが事実なんです・・・
それでは またね(^^)
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