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こんにちは、Red cloverです。
「サロンのトリートメントって、ドラッグストアのものと何が違うの?」「値段が高いぶん、本当に良いの?」
お客さまからよく聞かれる質問です。美容師として正直にお答えすると、「サロン系だから必ず良い」「市販だからダメ」ということはありません。違いが出るのは、どんな成分を、どんな髪のために組み合わせているかです。
この記事では、トリートメントの成分表のどこを見れば自分の髪に合うかが分かるのかを、美容師目線でお話しします。最後に、当店で取り扱っているトリートメントも比較してご紹介します。
この記事の結論
- サロン系と市販の違いは「価格」ではなく「成分の組み合わせと濃さ」
- 成分表は配合量の多い順。前半に何が並んでいるかを見る
- カラーを繰り返して傷みが気になる方は、補修成分と油分がしっかり入った洗い流すタイプを軸に
迷ったら、カラーやパーマで傷んだ髪向けに作られたラメールから試してみてください。
※当店の関係者が販売している商品です
サロン系トリートメントと市販品は何が違う?
まず前提として、サロン系も市販品も、髪に使うトリートメントはどちらも「化粧品」です。法律上の区分は同じで、どちらも髪を元どおりに治すものではありません。一度傷んだ髪が自然に戻らない理由は、こちらの記事でくわしくお話ししています。
👉 トリートメントで髪は治る?”傷んだら戻らない”本当の理由
そのうえで、サロン系と呼ばれるトリートメントには、一般的に次のような傾向があります。
| 比べるところ | サロン系に多い傾向 | 市販品に多い傾向 |
|---|---|---|
| 想定している髪 | カラー・パーマ・縮毛矯正をくり返した髪 | 幅広い髪質の人が使える平均的な髪 |
| 補修成分の種類 | 種類が多く、組み合わせで考えられている | 代表的な成分を少数 |
| 仕上がり | しっとり重め〜目的別にはっきり分かれる | 誰でも使いやすい軽め〜中くらい |
| 使い方 | 量や置き時間を守る前提で作られている | 手軽さ重視 |
あくまで「傾向」なので、市販品にもよくできたものはたくさんありますし、サロン系でも髪質に合わなければ重すぎたりべたついたりします。大切なのは、名前や価格ではなく成分表を見て、自分の髪の状態に合うかどうかを判断することです。
トリートメントの成分表は「前半」を見る
化粧品の全成分表示は、配合量の多い順に書くルールになっています(配合量1%以下の成分は順不同)。つまり、前から5〜6番目くらいまでに何が並んでいるかで、そのトリートメントの性格がおおよそ分かります。
トリートメントの成分は、大きく分けると次の4つの役割に分かれます。
1. 指通りをよくする成分(カチオン界面活性剤)
ベヘントリモニウムクロリドやステアルトリモニウムクロリドなど、「〜トリモニウム」「〜クロリド」と付く成分です。プラスの電気を持っていて、マイナスに傾いた傷んだ髪の表面にくっつき、指通りをよくします。ほとんどのトリートメントに入っている基本の成分で、これ自体は良し悪しを判断する材料にはなりません。
2. うるおいを閉じ込める成分(油分)
シアバター、アルガンオイル、ホホバ種子油などの植物性オイルや、セタノール・ステアリルアルコールなどの高級アルコールです。髪の表面を覆って水分が逃げにくい状態にし、しっとり感やまとまりを出します。
油分が成分表の前半に多いほど、仕上がりはしっとり重めになります。細くて柔らかい髪の方は、油分が多すぎるとぺたんとしやすいので注意してください。
3. 傷んだ部分を補修する成分
加水分解ケラチン、加水分解シルク、セラミド類、18-MEA(ラノリン脂肪酸の一種)など、髪にもともとある成分に近いものです。カラーやパーマで流れ出てしまった成分を補うために配合されます。
サロン系との差が出やすいのがこの部分です。補修成分が1種類だけでなく、髪の内側向き・表面向きと組み合わせて入っているものは、ダメージ毛向けに考えて作られていることが多いです。
4. 熱を味方にする成分
エルカラクトンやメドウフォーム-δ-ラクトンなど、ドライヤーやアイロンの熱で髪の表面になじみやすくなる成分です。毎日ドライヤーやアイロンを使う方は、このタイプの成分が入っているかも見ておくと選びやすくなります。
美容師のひとこと:「〇〇エキス配合」と大きく書かれていても、成分表の最後のほうにあれば配合量はわずかです。パッケージの宣伝文句より、成分表の並び順を信じてください。
髪の状態別・成分から見るトリートメントの選び方
成分の役割が分かったら、次は自分の髪の状態に当てはめてみましょう。ダメージの度合いのチェック方法は、こちらの記事にまとめています。
👉 傷んだ髪はどうする?ダメージの見分け方と”負の連鎖”の断ち方
| 髪の状態 | 成分表で見るところ | 選びたいタイプ |
|---|---|---|
| カラーをくり返して毛先がパサつく・からまる | 補修成分が複数入っているか、油分が前半にあるか | しっとり系の洗い流すトリートメント |
| アイロン・ドライヤーを毎日使う | 熱で働く成分(エルカラクトンなど) | 洗い流す+洗い流さないの組み合わせ |
| 細い・柔らかい・ぺたんとしやすい | 油分が前半に多すぎないか | 軽めの洗い流すタイプ+ミスト |
| ダメージは軽く、香りも楽しみたい | 基本の成分がそろっていればOK | 毎日続けやすいシリーズもの |
また、洗い流すトリートメントだけでケアを完結させようとせず、ドライヤー前の洗い流さないトリートメントと組み合わせると、熱や摩擦から髪を守りやすくなります。それぞれの役割の違いはこちらでお話ししています。
👉 リンス・コンディショナー・トリートメントの違いは?全部必要?
👉 洗い流さないトリートメントは本当に効果ある?種類と正しい使い方
当店でおすすめしているトリートメントの比較
ここからは、当店で取り扱っているトリートメントを、上の選び方の基準で比べてご紹介します。どれも当店の関係者が販売している商品です。順位はつけず、どんな髪に向くかをお伝えします。
| 商品 | タイプ | 向いている髪 | 主な配合成分 | 容量 |
|---|---|---|---|---|
| ラメール 贅沢リペアトリートメント | 洗い流す | カラー・パーマで傷んだ髪 | エルカラクトンなど | 300g |
| MUSE アロマトリートメント | 洗い流す | 軽いダメージ、香りも楽しみたい | キトサン、天然オイル | シャンプーとのセット(各240ml)、1000g |
| aimero リペアミルク | 洗い流さない(ミルク) | 広がり・うねりが気になる髪 | 熱と一緒に働く成分 | 100ml |
| ar シルキーミスト | 洗い流さない(ミスト) | 細い髪、軽く仕上げたい髪 | リピジュア、アルガンオイル、18-MEA | 200mL |
ラメール 贅沢リペアトリートメント(カラー・パーマで傷んだ髪に)
カラーやパーマをくり返して、水を吸いやすくなった髪の表面を包み込み、しっとりしているのにサラサラな指通りに整えるトリートメントです。熱で髪になじみやすいエルカラクトンを配合しているので、毎日ドライヤーやアイロンを使う方にも向いています。
使い方はシャンプー後に毛先を中心になじませ、1分ほど置いてからすすぐだけ。しっとり感がしっかりあるので、細くて柔らかい髪の方は量を少なめから試してください。
【ドライヤー・ヘアアイロンを使う方】
ヘアケアに熱を利用して吸着する成分を配合、ドライヤーやヘアアイロンを日常的に使用する髪を美しく整えます。
MUSE アロマトリートメント(毎日のケアを香りと一緒に)
補修成分としてキトサンと天然オイルを配合した、シャンプーとトリートメントのシリーズです。香りは5種類ありますが、成分はすべて共通。ダメージはそれほど強くないけれど、毛先のパサつきや広がりが気になってきた方が、毎日続けやすいトリートメントです。
シャンプーと同じシリーズでそろえたい方は、シャンプー&トリートメントのセットから。気に入った香りが決まっていれば、1000gの大容量もあります。
aimero リペアミルク(広がり・うねりが気になる髪に)
ドライヤーやアイロンの熱と一緒に働く成分を配合した、洗い流さないタイプのヘアミルクです。タオルドライ後になじませて乾かすだけで、広がりを抑えてまとまりのある髪に整えます。洗い流すトリートメントと組み合わせると、乾かしたあとの手触りの違いが分かりやすいと思います。
ar シルキーミスト(細い髪・軽く仕上げたい方に)
保湿成分のリピジュア、アルガンオイル、髪の表面にもともとある18-MEAを配合した、さらっと軽いミストです。オイルやミルクだと重くなりやすい細い髪の方や、朝のスタイリング、外出先で広がったときのお直しに使いやすいタイプです。
※いずれも当店の関係者が販売している商品です
【組み合わせ例】あなたの髪ならこの組み合わせ
カラーをくり返して毛先がパサつくなら
洗い流すトリートメントはラメール、乾かす前にaimeroのリペアミルク。補修成分と油分でしっかり整え、ドライヤーの熱も味方にする組み合わせです。白髪染めを続けている方にも合わせやすい組み合わせです。
細い髪でぺたんとしやすいなら
洗い流すトリートメントは量を控えめにして毛先だけに。乾かす前はミルクではなくarのシルキーミストを使うと、軽さを残したまま広がりを抑えやすくなります。
ダメージは軽く、毎日のケアを楽しみたいなら
シャンプーとトリートメントをMUSEでそろえるのがシンプルです。好きな香りを選べるので、ケアの時間そのものが楽しみになります。
トリートメントの効果を引き出す使い方
どんなに良いトリートメントでも、使い方で仕上がりは大きく変わります。美容師として押さえてほしいポイントは4つです。
- 水気をしっかり切る:髪がびしょびしょのままだと、トリートメントが薄まってなじみにくくなります。
- 毛先から中間につける:傷みやすいのは毛先です。頭皮につけるとべたつきやかゆみの原因になるので避けましょう。
- 目の粗いコームでとかす:手ぐしかコームで全体に広げると、つけムラが減ります。
- すすぎは「少しぬるっと残る」程度:すすぎすぎも残しすぎもNG。頭皮まわりはしっかり流してください。
よくある質問
Q. サロン専売品は、ネットで買っても同じものですか?
正規の販売元から購入すれば中身は同じです。ただし、ネット上には保管状態が分からない転売品もあります。購入するときは、販売元が分かるショップを選ぶと安心です。
Q. シリコン入りのトリートメントは髪に悪いですか?
シリコンは髪の表面をなめらかにして摩擦から守るための成分で、「入っているから悪い」ということはありません。「シリコンが毛穴に詰まる」といった話もよく聞きますが、きちんとすすげば心配しすぎる必要はないと考えています。ぺたんとしやすい方は、量を控えめにすれば十分です。
Q. トリートメントは毎日使うべきですか?
カラーやパーマをしている髪なら、シャンプーのたびに使うのがおすすめです。シャンプー後の髪は表面が乱れやすく、トリートメントで整えておくと乾かすときの摩擦を減らせます。
Q. 洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメント、両方必要ですか?
役割が違うので、傷みが気になる方は両方使うのがおすすめです。洗い流すタイプはお風呂の中で髪を整え、洗い流さないタイプはドライヤーの熱や日中の乾燥から髪を守ります。ダメージが軽い方は、どちらか一方からでも大丈夫です。
まとめ:サロン系かどうかより「成分表の前半」で選ぼう
- サロン系と市販品の違いは、成分の組み合わせと濃さ。価格や「サロン専売」の言葉だけで決めない
- 成分表は配合量の多い順。前半に油分や補修成分がどれだけあるかで性格が分かる
- 傷みが気になる方は、洗い流すタイプと洗い流さないタイプを組み合わせる
カラーで傷んだ髪を、まずは洗い流すトリートメントから見直したい方は、ラメールの成分表を一度のぞいてみてください。「自分の髪にはどれが合うか分からない」という方は、ご来店のときにいつでもご相談くださいね。
※当店の関係者が販売している商品です

熊本県山鹿市鹿本町椎屋872-1
美容室 Red clover
TEL 0968-46-1688

