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こんにちは、Red cloverです。
「いいトリートメントを使えば、傷んだ髪も元に戻るんでしょ?」
サロンでよく聞かれる質問です。ちょっとショックかもしれませんが、美容師として正直にお答えすると…一度傷んだ髪は、自然に元どおりにはなりません。
でも、がっかりしなくて大丈夫。理由がわかれば、「これ以上傷ませない」ためにできることがちゃんと見えてきます。
なぜ傷んだ髪は”治らない”の?
髪には血管も神経もない
髪の毛は、爪と同じように皮膚が形を変えてできたものです。ただ、皮膚とちがって血管も神経も通っていません。
花王のヘアケア研究所の研究員も、髪は傷ついても自分で修復できないという意味で「死んだ細胞」だと説明しています。
皮膚は生まれ変わるけど、髪は入れ替わらない
皮膚は古い細胞と新しい細胞がたえず入れ替わっているので、ちょっとしたケガなら自然に治ります。
一方、髪は根元から伸びていくだけ。新しく生えた部分が根元にあって、毛先ほど”長く生きてきた古い髪”ということになります。その間に受けたダメージは、毛先にどんどん積み重なっていくんです。
「毛先が傷むのは栄養が届いていないから」と思われがちですが、そもそも髪の毛先に栄養は届きません。大切なのは、いかにダメージを受けずに過ごすかなんです。
髪は”減点方式”で傷んでいく
わかりやすくするために、生えたばかりの健康な髪を「100点」として、施術ごとのダメージを数字にしてみます(あくまでイメージです)。
| 施術 | ダメージのイメージ |
|---|---|
| ヘアカラー | -10点 |
| パーマ | -10〜-20点 |
| ブリーチ | -30点 |
| 縮毛矯正 | -30点 |
たとえば、3か月前に縮毛矯正をかけて、今日毛先までカラーをした場合はこうなります。
- 毛先:100 − 30(縮毛矯正)− 10(カラー)= 60点
- 新しく伸びた根元3cm:100 − 10(カラー)= 90点

毎日のお手入れでも、少しずつマイナスに
ダメージの原因は、サロンの施術だけではありません。
- 毎日のシャンプーの摩擦:-0.05点
- ブラシを使ったブロー:-0.1点
- アイロンでの巻き髪:-0.3点
1回1回はわずかでも、毎日となると1年で大きな差になります。
しかも最近の研究では、ダメージが施術の直後だけで終わらないこともわかってきました。花王は2026年、カラーをした後の7日間ほど、髪の内部で結合が切れる変化が続くことを突き止めたと発表しています。カラー後の1週間は、いつも以上にやさしく扱いたいですね。
👉 縮毛矯正をくり返す人は、こちらも参考にしてください:縮毛矯正、毎回”全体”は危険?傷みを減らすリタッチの真実
じゃあ、トリートメントは意味がないの?
そんなことはありません!トリートメントの役割は「治す」ではなく「補って守る」こと。
- 傷んで失われた成分を補って、手触りやツヤを整える
- 髪の表面をコーティングして、摩擦や熱などの次のダメージから守る
ただし、トリートメントで外から補ったものは、洗髪をくり返すうちに少しずつ落ちていきます。だからこそ、1回の集中ケアより、毎日の積み重ねが大事なんです。
ちなみに研究の世界では、髪の内部構造を補う技術の開発も進んでいます。ヘアケアメーカーのアリミノは、ダメージを受けた髪の強度を、特定の成分の組み合わせで回復させる技術を研究発表しています(2023年)。将来のヘアケアが楽しみですね。
きれいな髪をキープする3つのポイント
1. 髪を見きわめてくれる美容師を選ぶ
カラーやパーマはおしゃれに欠かせませんが、髪は確実に減点されます。だからこそ、必要な部分に必要なだけ施術して、ダメージを最小限にできる技術が大切です。
2. 毎日の”熱と摩擦”を減らす
濡れたまま放置せず、ドライヤーで手早く乾かすのが基本。アイロンは温度を上げすぎず、同じ場所に何度も当てないようにしましょう。風量が強くて早く乾くドライヤーや、温度調整しやすいアイロンを選ぶのも立派なダメージ対策です。
- ドライヤー:マグネットヘアプロ ドライヤーゼロ(公式ストア)
- ストレートアイロン:KINUJO Pro ストレートアイロン(公式ストア)
3. ホームケアを”正しく”続ける
洗浄力の強すぎないシャンプーでやさしく洗い、トリートメントは毛先中心になじませて少し時間を置く。これを毎日続けるだけで、髪の”減点”はぐっと少なくなります。
当店のおすすめ:ラメール 贅沢リペアトリートメント…トステアやエルカラクトンなどを配合。水を吸いやすくなった髪の表面を包み込み、しっとりなのにサラサラな指通りに導きます。シャンプー後になじませて1分置き、すすぐだけです。
※当店の関係者が販売している商品です
まとめ
- 髪には血管も神経もなく、傷んでも自然には元に戻らない
- 毛先ほど古い髪なので、ダメージが積み重なりやすい
- サロンの施術だけでなく、毎日の熱や摩擦でも少しずつ減点される
- トリートメントは”治す”ではなく”補って守る”もの。毎日続けることが大切
どうしても傷みが気になる部分は、カットでリセットするのがいちばんの近道。「どこまで切ればいい?」「今の髪でカラーしても大丈夫?」など、気軽にご相談くださいね。
よくある質問
傷んだ髪はトリートメントで治る?
髪には血管も神経もないため、一度傷んだ髪が自然に元どおりになることはありません。トリートメントは失われた成分を補って手触りを整え、次のダメージから守るためのものです。
毛先ばかり傷むのはなぜ?
髪は根元から伸びていくので、毛先ほど長い期間、シャンプーやドライヤー、施術などのダメージを受け続けているからです。毛先に栄養が届かないことが原因ではありません。
傷んだ髪をリセットする方法は?
傷んだ部分をカットするのが確実な方法です。ロングを保ちたい場合は、毎日のケアでダメージを増やさないことと、必要な分だけ少しずつカットしていくのがおすすめです。
参考文献
・美的.com 花王ヘアケア研究所 研究員への取材記事
・花王株式会社「ヘアカラー後に髪内部で続くダメージのメカニズム」研究発表(2026年5月、第14回世界毛髪研究会議)
・株式会社アリミノ「毛髪内部構造の修復技術」研究リリース(2023年1月、IFSCC 2022発表)
・各商品の成分・使用方法は販売元の商品情報に基づきます

熊本県山鹿市鹿本町椎屋872-1
美容室 Red clover
TEL 0968-46-1688



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