こんにちは、Red cloverです。
「ヘアカラーのあと、頭皮がかゆくなる」「生え際や耳のまわりが赤くなった」「前は平気だったのに、最近しみるようになった」…。
そんな症状、「そのうち治るから」とそのままにしていませんか?もしかすると、ヘアカラーによるアレルギーかもしれません。今回は、ヘアカラーのアレルギーについて、公的な情報をもとにお話しします。
原因は「酸化染毛剤」にふくまれる成分
美容室のヘアカラーでも、ドラッグストアの白髪染めでも、いちばん広く使われているのが「酸化染毛剤」と呼ばれるタイプです。色持ちがよく、いろいろな色に染められるのが特徴です。
この酸化染毛剤の染料には、パラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミンなどの成分がふくまれていて、これらはアレルギー性の皮膚炎を引き起こしやすいことがわかっています。いわゆる「ジアミンアレルギー」と呼ばれるものです。
消費者庁の消費者安全調査委員会の報告書では、これらの成分によるアレルギー性皮膚炎は症状が重くなりやすいと考えられていることや、こうした成分が多くふくまれる暗い色に染まる染毛剤ほどアレルギーを起こしやすいことが指摘されています(2015年)。白髪染めや黒染めをする方は、特に気をつけてください。
アレルギーは「ある日突然」起こる
「何年も染めているけど、今まで一度も問題なかったから大丈夫」…そう思っている方こそ要注意です。
アレルギーは、染めるたびに少しずつ体が反応しやすくなっていき、ある日突然症状が出ることがあります。そして一度アレルギーになると、同じ成分をふくむ染毛剤を使うたびに、症状がどんどん重くなるおそれがあります。
こんな症状が出たら要注意
- 染めているとき、または染めたあとに頭皮がかゆい、ヒリヒリする
- 生え際や耳のうしろ、首すじが赤くなる、ブツブツができる
- まぶたや顔が腫れる
注意したいのは、症状が染めてすぐではなく、時間がたってから出ることが多い点です。同報告書によると、原因物質に触れてから炎症が出るまでの時間は48時間ほどが一般的で、おおむね24〜72時間の幅があるとされています。「染めた翌日や翌々日にかゆくなった」というのも、よくあるパターンです。
症状が出たらどうする?
- すぐに皮膚科を受診する:どの染毛剤を使ったかがわかるよう、商品名や箱を持っていくと診察に役立ちます
- 同じタイプのヘアカラーを使い続けない:「軽いから大丈夫」と使い続けると、症状が重くなるおそれがあります
- 美容室には必ず伝える:次回以降、薬剤や施術方法を考えるうえで欠かせない情報です
顔が大きく腫れる、息苦しさを感じるなど、強い症状が出た場合は、ためらわずにすぐ医療機関を受診してください。
アレルギーを防ぐためにできること
1. パッチテストを毎回行う
市販のヘアカラーの説明書には、染める48時間前にパッチテスト(皮膚アレルギー試験)を行うよう書かれています。反応が出るまでに時間がかかるからこそ、毎回、説明書どおりに行うことが大切です。前回は大丈夫でも、今回も大丈夫とは限りません。
2. できるだけ頭皮に薬剤をつけない
美容室では、根元ギリギリから塗って頭皮にできるだけ薬剤をつけない塗り方もできます。肌に触れる量を減らすことは、アレルギー対策として意味があります。ただし、すでにアレルギーと診断されている方は、この方法でも安全とはいえないので、酸化染毛剤は使わないでください。
3. 酸化染毛剤以外の選択肢も知っておく
ヘアマニキュアやカラートリートメントなど、酸化染毛剤とは違う仕組みで色をつけるものもあります。ただし、これらにもアレルギーの原因になりうる成分がふくまれることがあります。また、「ヘナ」と名前がついていても、化学染料が混ぜられている商品もあるので注意が必要です。
アレルギーの症状が出たことがある方は、自己判断で別の商品に切りかえるのではなく、まず皮膚科で相談してからにしましょう。
まとめ
- ヘアカラーのアレルギーの主な原因は、酸化染毛剤にふくまれるパラフェニレンジアミンなどの成分
- 白髪染めなど暗い色の染毛剤ほど、アレルギーを起こしやすいとされる
- 今まで平気でも突然発症することがあり、症状は染めて1〜3日後に出ることが多い
- パッチテストは毎回。症状が出たら使用をやめて皮膚科へ
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参考文献
・消費者庁 消費者安全調査委員会「消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書 毛染めによる皮膚障害」(2015年10月23日)
・川崎市中原区「ヘアカラーリングによるアレルギーについて」

熊本県山鹿市鹿本町椎屋872-1
美容室 Red clover
TEL 0968-46-1688


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