スマホの使いすぎで髪がパサつく?ブルーライトと髪の意外な関係
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スマートフォンの使いすぎが肌に悪いとはよく言われますが、実は髪のパサつきや細毛にも影響している可能性があります。画面から発せられる「ブルーライト」と、睡眠・ホルモン・髪の関係を美容師の立場から解説します。
この記事のポイント
- スマホ・PCのブルーライトは体内時計を乱し、睡眠の質を下げる
- 睡眠の質が下がると、成長ホルモンの分泌が減り、毛母細胞の働きが鈍くなる
- 眼精疲労の回復に使われるアミノ酸「メチオニン」は、髪を作るためにも必要
- 美しい髪のためには、夜のスマホ習慣の見直しも大切なヘアケアのひとつ
ブルーライトと睡眠の質の関係
スマートフォンやパソコン、タブレットの画面から発せられる青色の光を「ブルーライト」と言います。ブルーライトには体を目覚めさせる働きがあり、寝る前にスマホを使い続けると、脳が「朝だ」と勘違いして眠りを誘うホルモン「メラトニン」の分泌が抑制されます。その結果、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下したりします。
睡眠の質が下がると、本来であれば眠っている間に分泌される「成長ホルモン」の量も減ってしまいます。成長ホルモンは皮膚の新陳代謝を高める働きがあり、分泌が不十分だと皮膚の再生が滞ります。髪の毛の場合、毛母細胞が活発に代謝することで強くハリのある髪が作られますが、成長ホルモンが不足すると毛母細胞も十分に働けなくなり、パサついてツヤのない髪になってしまうのです。
体内時計のリズムを整えることが大切
人間の体は本能的に、太陽の光を浴びて一日のリズムを整えます。「朝は起きましょう」「夜は眠りましょう」という感じで、日の出とともに目覚めて活発に活動し、日が沈むと仕事をやめ、脳と身体を休める。このリズムを「サーカディアンリズム(体内時計)」と呼び、生まれながらに遺伝子(時計遺伝子)に組み込まれています。
ホルモンの分泌・血圧・体温調節など、人間の生理機能はほぼサーカディアンリズムをもとに24時間のリズムで動いています。夜遅くまでスマホやパソコンを使い網膜がブルーライトの刺激を受け続けると、このリズムが乱れ、髪にとって大切な夜間の修復・再生が妨げられてしまいます。
目の疲労も、髪に影響する
ブルーライトのもうひとつの影響が、眼精疲労です。ブルーライトを浴び続けると網膜が傷みやすく、目の回復のために体内の「メチオニン」と呼ばれる必須アミノ酸が大量に消費されます。
実は、このメチオニンは髪の毛を作るためにも必要なアミノ酸です。目の修復に多く使われると、髪の毛に届く分が減り、細毛・薄毛の一因になるとも言われています。
まとめ
スマホやパソコンのブルーライトは、睡眠の質を下げ、成長ホルモンの分泌を妨げ、眼精疲労を通じて髪に必要なアミノ酸を消費する——という経路で、髪のパサつきや細毛につながる可能性があります。
美しい髪のためには、シャンプーやトリートメントだけでなく、就寝前のスマホ習慣を見直すことも大切なヘアケアのひとつです。夜はなるべく画面から離れ、質の良い睡眠を心がけてみてください。


