パーマがかかりにくい原因はコーティングの蓄積:毛束実験で確認
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「いつもパーマをかけてもすぐにゆるんでしまう」「今回は全然かかりが悪かった」という経験はありませんか?パーマのかかりにくさには、髪に蓄積したコーティング(皮膜)が大きく関係していることがあります。美容師の立場から、その仕組みについてお伝えします。
この記事のポイント
- コーティング剤(シリコン・ポリマーなど)が蓄積すると薬剤が髪内部に浸透しにくくなる
- パーマがかかりにくい・すぐにゆるむ原因のひとつがコーティングの蓄積
- コーティング除去シャンプーを使うことでパーマのかかりが改善する場合がある
- 日常のホームケアで使うシャンプー・トリートメントがパーマの仕上がりに影響する
なぜコーティングがパーマを妨げるのか
パーマの薬剤は、髪の内部のタンパク質の結合に作用することで形をつくります。このとき、コーティング剤(シリコン・ポリマーなど)が髪の表面に厚く積み重なっていると、薬剤が髪の内部まで届きにくくなります。
薬剤の浸透が不均一になると、パーマのかかりにムラが出たり、全体的にかかりが弱くなったりします。また、かかったとしても仕上がりがゆるくなりやすく、持続期間も短くなる傾向があります。
毛束を使った比較実験
コーティングがパーマに与える影響を確認するために、3本の毛束で実験を行いました。それぞれ異なる条件でシャンプーを使用した毛束に、同じ条件でパーマをかけたところ、コーティングが蓄積した毛束はウェーブの出方が弱く、コーティングを除去した毛束はウェーブがしっかり出るという差が確認できました。
この結果は、コーティングの有無がパーマの仕上がりに直接影響することを示しています。
ホームケアとパーマの関係
日常的に使うシャンプーやトリートメントに含まれるコーティング成分が積み重なることで、パーマのかかりに影響が出ることがあります。「以前よりパーマがかかりにくくなった」と感じる場合は、ホームケアのシャンプー・トリートメントのコーティング成分が原因のひとつである可能性があります。
コーティング除去効果のあるシャンプーを施術前に使用することで改善が見られるケースもあります。パーマがかかりにくい・すぐにゆるむとお感じの方は、ホームケアの内容も含めてご相談ください。
まとめ
パーマがかかりにくい・すぐにゆるむ原因のひとつに、シャンプー・トリートメントのコーティング成分の蓄積があります。コーティングが髪の表面に積み重なると薬剤の浸透が妨げられ、パーマのウェーブが出にくくなります。毛束を使った実験でもその差は明確に確認できます。日常のホームケアで使うシャンプー・トリートメントの選択が、パーマの仕上がりと持続に影響していることを踏まえ、ケア製品を見直すことが改善のきっかけになることがあります。

