ホームカラーのデメリット——アルカリ剤の残留とダメージの蓄積
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「市販のカラー剤でも綺麗に染まるし安いし、ホームカラーで十分では?」——そう思ったことはありませんか?価格や手軽さはメリットに見えますが、美容師の立場から見ると、ホームカラーには見過ごせないデメリットがあります。
この記事のポイント
- 市販カラー剤のアルカリ剤は髪に残留しやすく、ダメージが蓄積しやすい
- 自分で塗布するとムラになりやすく、ダメージの度合いもムラになる
- コーティング剤で手触りが良く見えても、内部のダメージは進行している
- パーマや縮毛矯正と組み合わせるとダメージが大きくなるリスクがある
ホームカラーのメリットとは
ホームカラーが選ばれる理由として、次のようなものがよく挙げられます。
- 価格が安い
- 自分の好きなタイミングでできる
- 手軽で簡単(に見える)
たしかに価格面や利便性は魅力的です。しかし、これらのメリットの裏には、見えにくいデメリットが伴っています。
アルカリ剤の残留がダメージを進行させる
ヘアカラー剤には色素のほかにアルカリ剤が含まれており、このアルカリ剤が髪のキューティクルを開いて色を入れる仕組みです。問題は、このアルカリ剤が髪に残りやすいこと。残ったアルカリ剤はダメージを促進し続けます。
美容室ではこのアルカリ剤をしっかり除去する処理を行いますが、ホームカラーでは残留しやすい状態が続くことが多く、毎日のシャンプーだけでは十分に流れきらないこともあります。
塗布ムラがダメージのムラを生む
自分で髪全体に均一にカラー剤を塗るのは、美容師でも難しい作業です。ムラがあると染まり方もムラになり、同時にダメージの度合いもムラになります。
特に、気になる顔回りや分け目だけ重ねて染めると、その部分だけダメージが積み重なります。コーティング成分で一時的に手触りが良く見えていても、内部ではダメージが進行しているケースが少なくありません。
パーマ・縮毛矯正との組み合わせは要注意
ホームカラーを繰り返した髪にパーマや縮毛矯正をかけると、ダメージが蓄積した状態に薬剤をさらにかけることになります。髪の状態が正確に把握できていないと、施術後に「チリチリになった」「ボロボロになった」というトラブルにつながることがあります。
美容室カラーとの違い
美容室では、担当の美容師が髪の状態を見ながら薬剤の強さを調整し、根元と毛先を適切に塗り分けます。施術後のアルカリ除去やトリートメント処理も含めて、トータルで髪のダメージを抑えるケアを行います。
「安さ」だけで判断するのではなく、長期的な髪のコンディションを考えると、美容室でのカラーの方がトータルコストを抑えられることもあります。
まとめ
ホームカラーには手軽さや価格面のメリットがある一方、アルカリ剤の残留・塗布ムラ・ダメージ蓄積といった大きなデメリットがあります。特にパーマや縮毛矯正と組み合わせる場合は、髪のダメージ状態をプロに確認してもらうことをお勧めします。
ヘアカラーやホームカラーのトラブルのご相談は、お気軽にどうぞ。

