ヘアカラーは「薬剤」より「技術」——美容室と自宅カラーの本当の違い
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。リンクから商品を購入すると、当サイトに紹介料が入ることがあります。また、記事内の一部の商品は当店の関係者が販売している商品です。掲載する商品は、美容師としての使用経験と選び方の基準にもとづいて選んでいます。
「どのカラー剤を使うかが大事ですか?」——お客様からこのような質問をいただくことがあります。美容師の立場から正直にお伝えすると、ヘアカラーで最も大切なのは薬剤ではなく「技術」です。
この記事のポイント
- ヘアカラーで最も重要なのは「薬剤」ではなく「塗り分けの技術」
- 根元(新生部)と既染部を分けて塗る技術が、仕上がりの明暗を分ける
- 市販カラーとサロンカラーの本質的な違いは薬剤の差ではなく技術の差
- 塗り分けができないと「逆プリン」「ムラ染め」が生じやすい
ヘアカラーで本当に大切なこと
ヘアカラーには「新生部(根元の未染色部分)」と「既染部(以前にカラーした部分)」があります。新生部と既染部では薬剤の浸透具合や反応が異なるため、同じ薬剤を全体に一気に塗ると仕上がりにムラが生じます。プロの美容師はこの2つを分けて塗ることで、均一で自然な仕上がりを実現します。
市販のカラー剤でセルフカラーをする場合、この「塗り分け」が難しいため、ムラになったり、根元と毛先で色が大きく異なったりする「逆プリン」が起きやすくなります。
市販カラーとサロンカラーの本当の違い
「サロンのカラー剤は市販品と全然違う」と思っている方もいらっしゃいますが、薬剤そのものの成分は大きく変わりません。同じメーカーが製造している場合も多く、価格差ほど薬剤の品質に差があるわけではありません。
サロンカラーが高いのは「技術料」です。美容師がお客様の髪の状態・履歴・ダメージ度合いを見極め、薬剤を選定し、塗り分け技術によって均一に仕上げる——この工程に対する対価です。
縮毛矯正やパーマとの組み合わせに注意
セルフカラーと縮毛矯正・パーマを組み合わせる場合はさらに注意が必要です。自宅でムラに染まった部分に縮毛矯正をかけると、薬剤の効き方がまちまちになり、仕上がりに影響することがあります。施術履歴と現状を正確に把握したうえで対応できるのはプロの美容師だけです。
ヘアカラーを長く楽しみたい場合は、「どの薬剤を使うか」より「どこでどう塗ってもらうか」を重視することが、結果的に髪へのダメージを抑え美しい仕上がりにつながります。カラーリングやメニュー選びについてのご相談はお気軽にどうぞ。
まとめ
ヘアカラーの仕上がりを左右するのは薬剤よりも技術——特に新生部と既染部を分けて塗る技術です。市販カラーとサロンカラーの本質的な違いは薬剤の差ではなく、この塗り分け技術と髪の状態を見極める専門知識にあります。


