髪はカットしないと伸び続ける?——ヘアサイクルの仕組みを解説
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「カットしなければ髪は伸び続けるの?」——そう思ったことはありませんか?美容師の立場から、髪の成長の仕組みとヘアサイクルについてお伝えします。
この記事のポイント
- 髪には「ヘアサイクル」があり、一定の成長期間を経て自然に抜け落ちる
- カットしなくても髪は永遠に伸び続けるわけではない
- 1日に平均0.3〜0.4mm伸び、成長期は女性で5〜6年半、男性で4〜5年半程度
- ヘアサイクルの乱れは薄毛などの原因になり、加齢とともに変化していく
髪はずっと伸び続けるわけではない
髪の毛はカットしなければ永遠に伸び続けるように思えますが、実際は違います。髪の毛には「ヘアサイクル(毛周期)」があり、一定期間成長した後に自然に抜け落ち、また新しい髪が生えてくるという繰り返しを行っています。
髪の毛は爪と同じで切っても血が出ませんし、痛みもありません。これは体内で角化した細胞が頭皮から現れたものだからです。毛根の毛乳頭に繋がる血管からミネラル・ビタミン・アミノ酸などを受け取り、細胞分裂したタンパク質が角質化して髪の毛として伸びていきます。
ヘアサイクルの4段階
ヘアサイクルは大きく4つの段階があります。
- 発生期:血管に繋がった毛乳頭付近で細胞分裂が始まる
- 成長期:毛根が活性化して髪が成長・伸びる期間。ヘアサイクル全体の85〜90%が成長期。女性で5年半〜6年半、男性で4年半〜5年半程度とされる
- 休止期:毛乳頭が血管から離れ、毛根部分も細くなる。期間は約4ヶ月
- 退化期:細胞分裂が完全に止まり、自然脱毛として抜けていく。次の髪が生える準備をする段階
1日に自然に抜ける本数は50〜100本程度で、このヘアサイクルで自然脱毛として抜けています。
ヘアサイクルが乱れると
ヘアサイクルの周期が短くなり、生え変わりのバランスが崩れると、髪が十分育たないうちに抜けてしまうようになります。抜ける本数より生える本数が少なくなり、さらに生えてきても成長期が短く十分な長さになれないまま抜けてしまう——これが薄毛などの問題につながります。
ヘアサイクルのエイジングは男女ともに起こり、女性は33才頃をピークにその後少しずつ変化が始まるとされています。男性ではピークが15才と言われ、成人するより前からヘアサイクルのエイジング化が始まることになります。
まとめ
髪の毛はカットをしなくても永遠に伸び続けるわけではなく、ヘアサイクルによって一定の成長期間を経て自然に抜け落ちます。1日あたり平均0.3〜0.4mm伸び、最大で1m前後が限界の目安です。ヘアサイクルが正常に保たれることが、健康な髪を維持するための基盤となります。
髪のお悩みについてのご相談は、お気軽にどうぞ。


