「かければかけるほど良くなる」は本当か?——パーマ・カラーと髪ダメージの真実

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「かければかけるほど髪が良くなる」——そんなパーマやヘアカラーの宣伝文句を見たことはありませんか?しかし、これは科学的には成り立ちません。美容師の立場から、パーマ・カラーと髪ダメージの真実をお伝えします。

この記事のポイント

  • 薬液を髪に使えば必ずダメージが起きる——「かけるほど良くなる」はあり得ない
  • 施術直後の「しっとり感」はコーティング成分によるもので、髪が改善したわけではない
  • パーマ・カラーは髪へのダメージを前提に、ケア方法を組み合わせるのが正解
  • 正確な知識を持った美容師に相談することが、髪を守りながら楽しむ近道

「やればやるほど良くなる」は科学的にあり得ない

髪の毛はケラチンというタンパク質でできており、パーマ液やヘアカラー剤の薬剤成分は髪のタンパク質に働きかけて形や色を変えます。この過程では、必ずある程度の髪内部のダメージが伴います。

日常生活でのブラシやドライヤー、アイロンなどでも物理的な負荷がかかれば少しずつ傷みにつながります。薬液を使えば間違いなくダメージが起きる——これが現在の毛髪科学の基本的な考え方です。「かけるほど髪が良くなる」は科学的にあり得ません。

施術後の「しっとり感」はコーティングの効果

パーマ液・縮毛矯正剤・ヘアカラー剤には、仕上がり時の手触りや艶を出すためのコーティング成分が大体のものには入っています。例えばストレートにしろカラーリングにしろ、仕上がってしばらくは手触りが良く感じるのは、このコーティング成分が入っているからです。

つまり、「手触りが良くなった」=「髪が良くなった」ではなく、手触りを良く見せることでいかにも髪を傷めないように見せているだけです。コーティングで質感を調整しているのが良いとか悪いとかではなく、「質感を向上させて傷んだ髪をツヤツヤに回復させる」なんてことは現在の毛髪科学ではありえません。

「やるほど伸びる縮毛矯正」「修復するパーマ」は誇大表現

やればやるたびに蒸気が出る「水が髪に浸透する」パーマや、傷んだ髪を「ツヤツヤに元気に蘇らせる」不思議なパーマといった宣伝を目にすることがあります。しかし、薬剤を使えば間違いなくダメージは起きます。髪のダメージが気になっている人は、「かければかけるほど良くなるはずが、だんだん傷んでいる?」と疑問に思うことがあるかもしれませんが、それは正しい感覚です。

髪は一度ダメージを受けると元には戻りません。パーマやカラーは髪へのダメージを前提に、適切なホームケアと施術間隔を組み合わせてコンディションを保つのが正解です。

美容師に正しい情報を聞こう

お客さんは髪の毛については素人ですから、美容師が正しいことを教えてあげないと、お客さんは勘違いしてしまいます。「やればやるほど髪が良くなるカラー」「かければかけるほど修復する縮毛矯正」、そんなことを言っている美容師がいたら、お客さんは少しずつ気づいていきます。

パーマ・カラーを楽しみながら髪をきれいに保つためには、担当の美容師に髪の現状とホームケアについて正直に相談することが一番の近道です。

まとめ

「かければかけるほど髪が良くなる」は科学的に成り立ちません。施術後の手触りの良さはコーティング成分によるものです。パーマ・カラーはダメージを前提に楽しむものであり、正しい知識を持った美容師に相談しながら、適切な施術間隔とホームケアで髪を守りましょう。

パーマ・カラーと髪ダメージのご相談は、お気軽にどうぞ。

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