「髪の栄養補給」は本当に効果がある?PPT処理剤の実態
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「PPT処理」「髪への栄養補給」という言葉を美容室でよく耳にするかもしれません。しかし、これらの施術が実際にどのような効果を持つのか、科学的な観点から整理するとやや複雑な実情があります。
この記事のポイント
- PPT(加水分解タンパク質)は髪表面へのコーティングが主な効果
- 「栄養補給」という表現は正確ではなく、内部のタンパク質を補填するわけではない
- 処理剤の過剰使用は薬剤の均一な浸透を妨げる可能性がある
- 処理剤の効果は限定的であり、根本的なダメージ予防が重要
PPT処理剤とは
PPT(ポリペプチド・加水分解タンパク質)とは、タンパク質を細かく分解したものです。カラーやパーマの施術前後に「前処理剤」「後処理剤」として使われることがあります。「髪に栄養を与える」「内部補修する」と説明されることが多い処理剤です。
「栄養補給」という表現の実態
PPT処理剤を髪に塗布した際の主な効果は、髪表面へのコーティングです。分子量の小さいPPTは髪内部にある程度浸透するとされていますが、失われたケラチンタンパク質を補填・再生するわけではありません。
また、アルカリ性のカラー剤・パーマ剤と一緒に使用する処理剤は、強アルカリで分解された状態のタンパク質成分を含む場合もあります。このような状態では本来の「タンパク質補給」として機能しているとは言いにくい側面があります。
処理剤の過剰使用が招くリスク
処理剤を過剰に使用すると、髪表面にコーティングが蓄積してしまいます。コーティングが厚くなると、後続のカラー剤やパーマ剤が均一に浸透しにくくなり、施術の仕上がりにムラが生じたり、薬剤計算が複雑になったりする場合があります。
「処理剤を多く使えばその分良い」というわけではなく、髪の状態と施術内容に合った適切な量・種類の使用が大切です。
まとめ
PPT処理剤・栄養補給トリートメントは、主に髪表面のコーティングと手触りの改善に効果があります。しかし「内部のタンパク質を補填・再生する」という意味での「栄養補給」とは異なります。根本的なダメージ予防は、施術の頻度・薬剤の選択・日々のホームケアの見直しによるものです。施術内容や処理剤についてご不明な点はお気軽にご相談ください。

