ヘアアイロンとパーマ、どちらがダメージが大きい?——ダメージの種類と正しい付き合い方
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「パーマとヘアアイロン、どちらが髪への負担が大きいですか?」——よく聞かれる質問です。どちらも髪にダメージを与えますが、その原因と性質が異なります。美容師の立場から、それぞれのダメージの仕組みと付き合い方をお伝えします。
この記事のポイント
- ヘアアイロンのダメージ原因は「熱」によるタンパク質変性
- パーマのダメージ原因は「還元剤・アルカリ剤」による化学的な髪質変化
- どちらも髪を傷める要因であり、優劣をつけるものではない
- アイロンは温度コントロール、パーマは信頼できる美容師選びがダメージ軽減の鍵
髪のダメージの種類
髪へのダメージは大きく「物理的ダメージ」と「化学的ダメージ」に分けられます。物理的ダメージはスタイリングの摩擦・熱・乾燥・紫外線などが原因で、化学的ダメージはシャンプーやパーマ液・カラー剤・スタイリング剤といった薬剤が原因です。
ヘアアイロンのダメージの仕組み
ヘアアイロンによるダメージは「熱によるタンパク質変性」です。卵や肉・魚に熱を加えると固まるように、髪のタンパク質(ケラチン)も高温にさらされると変性して固まっていきます。限界を超えると髪が焦げる状態になります。
高温は形が付きやすい一方で髪への負担も大きく、低温は負担が少ない分カールやストレートが付きにくくなります。温度は髪の太さや状態によって変わるため一概には言えませんが、なるべく低い温度で短時間で仕上げることがダメージを最小限にする理想です。
パーマのダメージの仕組み
パーマのダメージは、還元剤が髪のSS結合を切断し、アルカリ剤が髪を膨潤させることによって起きます。施術後は弱酸性に戻す処理をしますが、薬剤が微量に残留しやすいため、丁寧な後処理が重要です。
パーマのダメージは薬剤をコントロールする美容師次第で大きく変わります。薬剤の強度・放置時間・後処理を適切に調整できるかどうかが、ダメージの大小を左右します。
どちらが「より傷む」かは状況による
アイロンもパーマも、どちらが良い・悪いということではありません。それぞれ異なる種類のダメージがあり、使い方と技術次第でダメージの度合いは変わります。アイロンは温度調整ができる製品を選ぶこと、パーマは髪の状態と施術履歴を正直に伝えて信頼できる美容師に相談することが、ダメージを最小限に抑える方法です。パーマやヘアケアについてのご相談はお気軽にどうぞ。
まとめ
ヘアアイロンは熱によるタンパク質変性、パーマは薬剤による化学的ダメージという、異なる仕組みで髪に負担をかけます。どちらが傷むかよりも、アイロンは温度コントロール、パーマは信頼できる美容師による薬剤管理が、ダメージを抑えるうえで大切です。


