子どもの髪と頭皮はデリケート——ヘアカラーを使うべきでない理由

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子どもがヘアカラーをしたいと言ったとき、どう判断すればよいでしょうか。美容師の立場から、子どもの髪と頭皮の特性、そしてヘアカラーを使うべきでない理由についてお伝えします。

この記事のポイント

  • 子どもの髪と頭皮は大人より薄く、外部刺激に弱い成長途中の状態
  • ヘアカラーの脱色剤・酸化染料は頭皮への刺激が強く、アレルギーリスクがある
  • 「おしゃれ障害」——幼いうちの誤ったおしゃれが将来の皮膚トラブルにつながる可能性
  • 子どもへのパーマ・カラーは当店ではお断りしている

子どもの髪と頭皮はデリケート

人の髪の毛は、生まれてから幼少期・思春期・成人(20代)へと体の成長とともに、だんだん太く・色も濃くなっていきます。子どもの髪の毛はまだ成長途中で、大人の髪と比べて内部のタンパク質や色素が少なく、キューティクルも十分に発達していない、繊細な状態です。

同様に、子どもの頭皮も大人に比べて薄く、外部からの刺激を受けやすい状態です。大人の頭皮でも刺激となるものが、子どもにはより大きな影響を与えることがあります。

ヘアカラーが子どもに適さない理由

市販・美容室のいずれのヘアカラーにも、脱色剤(過酸化水素を含む漂白剤)と酸化染毛剤が使われています。脱色剤は髪のメラニン色素を分解する際、頭皮に強い刺激を与えます。また、酸化染毛剤に含まれる「パラフェニレンジアミン(PPD)」は頭皮アレルギーを引き起こす可能性がある成分です。

子どもの頭皮と髪はこれらの成分の刺激に対して特に弱く、トラブルが起きやすい状態にあります。アレルギーはある日突然発症することもあり、「今まで何もなかったから大丈夫」とは言い切れません。

「おしゃれ障害」という考え方

中高生がピアス・カラコン・つけ爪・マニキュア・アイライン・メイクなどをきっかけに、炎症や病気にかかるケースがあります。これは「おしゃれ障害」とも呼ばれます。

幼いうちに頭皮を傷めてしまうと、のちのち苦労することがあります。保護者の方が正しい知識を持ち、子どもに適切に伝えることが大切な時代だと感じています。

当店の方針

当店では、子どもへのパーマ・ヘアカラーの施術はお断りしています。理由は前述したとおりで、成長途中の髪と頭皮への影響を考慮したものです。

「子ども雑誌のモデルみたいに見せたい」「かわいい髪型にしたい」という気持ちはよく分かりますが、雑誌のスタイルはプロのヘアメイクがスタイリングで仕上げているものが多く、実際にカラーをしているわけではありません。カット・スタイリングで十分かわいらしく仕上げることができます。

まとめ

子どもの髪と頭皮はまだ成長途中で、大人よりもデリケートです。ヘアカラーの薬剤は頭皮への刺激が強く、アレルギーリスクもあるため、子どもには使用しないことをおすすめします。お子さんのヘアスタイルについてのご相談は、お気軽にどうぞ。

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