シリコンなどコーティング成分の蓄積とパーマへの影響

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シャンプーやトリートメントに含まれるシリコンなどのコーティング成分について、「髪をコーティングするから良くない」という意見もあれば「ダメージ補修に必要」という意見もあります。美容師の立場から、コーティング成分の特性と注意点をお伝えします。

この記事のポイント

  • シリコンなどのコーティング成分は繰り返すと髪表面に蓄積する
  • 蓄積した皮膜はパーマのかかりに影響することがある
  • ハイダメージ毛にはコーティングが必要な場面もある
  • 「髪を修復する」「ノーダメージにする」は実現しないため、過信しないことが大切

コーティング成分が蓄積する仕組み

シャンプーやトリートメントに含まれるシリコン・オイル類などのコーティング成分は、髪の表面に付着して滑らかさやツヤを出す働きをします。1〜2回の使用では問題になりにくいですが、繰り返し使用することで皮膜が蓄積していくことがあります。

蓄積した皮膜は一般的なシャンプーではなかなか落ちにくい性質があります。これが「ビルドアップ」と呼ばれる状態で、髪が重くなったり、ベタつき感が出たりする原因になることがあります。

パーマへの影響

コーティングが蓄積した髪は、パーマ剤が浸透しにくくなる場合があります。皮膜が薬剤の浸透を妨げるためで、「しっかりパーマをかけたつもりなのにかかりにくかった」という状況の一因になり得ます。パーマ施術前にコーティング除去を意識することが有効な場面もあります。

コーティングが必要な場面もある

コーティング成分が悪いというわけではありません。ハイダメージ毛や乾燥が強い髪では、コーティングによって表面を保護することが髪の状態維持に役立つ場合があります。大切なのは自分の髪の状態に合わせて使い方を考えることです。

ただし、「コーティングで髪を修復した」「ダメージがゼロになった」ということはありません。コーティングはあくまで表面を覆う処理であり、髪内部のダメージを回復させるものではないためです。製品の効果を正しく理解して使うことが大切です。コーティングやダメージケアについてのご相談はお気軽にどうぞ。

まとめ

シリコンなどのコーティング成分は繰り返し使用することで蓄積し、パーマのかかりに影響することもあります。ハイダメージ毛への保護として有効な場面もありますが、「髪を修復する」「ダメージをなくす」効果はありません。自分の髪の状態に合わせて、コーティング成分の入った製品を適切に使うかどうかを判断することが大切です。

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