「やるほど良くなる」は誤り——ヘアカラー・パーマ・修復広告の誤解
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「やればやるほど髪が良くなる」「かければかけるほど修復される」——こういった言葉をヘアケア製品の広告や美容室でよく目にします。しかしこれらは正確ではありません。誤解を招く表現に惑わされないための知識をお伝えします。
この記事のポイント
- 「やるほど良くなる」はヘアカラー・パーマには当てはまらない
- 「傷まないパーマ」「傷めない縮毛矯正」は存在しない
- 「修復」「再生」を謳う広告は表面コーティングのことがほとんど
- 施術の繰り返しはダメージの蓄積につながる
「やるほど良くなる」はありえない
ヘアカラーやパーマは、アルカリ剤・酸化剤・還元剤などの薬剤を使って髪の内部構造を変化させる施術です。施術のたびに髪のタンパク質結合や水分保持力にダメージが生じます。そのため、繰り返すほど髪が改善されるということはありません。
「カラーをするほど髪がきれいになる」「パーマをかけ続けると扱いやすくなる」という感覚があるとすれば、それはトリートメントによるコーティング効果で一時的に手触りが改善されているものであって、髪本来の状態が良くなっているわけではありません。
「傷まないパーマ」「傷めない縮毛矯正」は存在しない
「コスメ系だから傷まない」「低ダメージ縮毛矯正」などの表現を目にすることがありますが、薬剤を使って髪の内部構造を変える以上、まったくダメージがないことはありえません。薬剤の強さや施術方法によってダメージの程度が異なることは事実ですが、「傷まない」という表現は正確ではありません。
「髪への負担を最小限に抑える施術」と「ダメージがない施術」は別物です。低ダメージを追求した施術法は存在しますが、それを「傷まない」と表現するのは誤解を招く可能性があります。
「修復」「再生」広告に注意
「ダメージを修復する」「髪を再生する」というフレーズを使った製品やメニューは多くあります。しかし実際のところ、髪は死滅細胞であり自己再生能力を持ちません。これらの広告が指すのは、表面コーティングによる手触りの改善であることがほとんどです。
もちろん、コーティングによる手触り改善自体は意味のあることです。ただし「修復・再生された」という認識のもとで施術を重ねると、実際のダメージ状態を見誤る可能性があります。
まとめ
ヘアカラーやパーマは「やるほど良くなる」ものではなく、繰り返すほどダメージが蓄積します。「傷まないパーマ」「傷めない縮毛矯正」という表現も正確ではなく、「修復・再生」をうたう広告の多くは表面コーティングのことです。正しい知識を持ってメニューを選ぶために、お気軽にご相談ください。


