クーポンサイト経由の来店客はサロンの常連ではない
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。リンクから商品を購入すると、当サイトに紹介料が入ることがあります。また、記事内の一部の商品は当店の関係者が販売している商品です。掲載する商品は、美容師としての使用経験と選び方の基準にもとづいて選んでいます。
クーポンサイト経由で美容室を探したことはありますか?お得に使えるように見えるクーポンサイトですが、美容師の立場から見ると、その仕組みにはサロン側・お客様側の双方に影響する構造上の問題があります。
この記事のポイント
- クーポンサイト経由の来店客は「そのサロンの常連」ではなく「クーポンサイトの会員」
- サロン側はクーポンサイトに手数料・掲載料を払っており、利益は薄くなりがち
- 薄利多売になるとスタイリストの施術時間が短くなり、技術品質に影響する
- クーポン目的の来店とサロンの方向性は必ずしも一致しない
クーポンサイトの客は「サロンの客」ではない
クーポンサイト経由で来店するお客様は、そのサロンのことを気に入って来るわけではなく、クーポンサイトのポイントや割引を目的に来ることが多いです。「安くなるから試してみよう」という動機が中心であり、サロンとの継続的な関係よりも、その都度のお得感を優先されている場合がほとんどです。
そのため、クーポンサイト経由の来店者はリピーターになりにくく、次回も別のサロンのクーポンを探して移動してしまうことが多い傾向があります。
クーポンサイトの仕組みとサロンへの影響
クーポンサイトに掲載するサロンは、手数料(売上の一定割合)や月額掲載料をサイト運営会社に支払っています。割引されたクーポン価格から手数料を引くと、サロン側の1施術あたりの利益はかなり少なくなります。
利益が薄い状況で経営を成り立たせるには、回転数を上げる(1日の来客数を増やす)必要が出てきます。その結果として、スタイリスト1人あたりの施術時間が短くなり、カウンセリングや丁寧な技術に割ける時間が減ることにつながります。
クーポン客とサロン常連客の違い
サロンに通い続ける常連のお客様は、スタイリストとの信頼関係や、そのサロンの技術・雰囲気に価値を感じて来店しています。一方でクーポン目的の来客は、価格メリットがなくなれば移動する可能性が高く、サロンとしての成長・安定にはつながりにくい構造です。
美容室選びの軸を「割引価格」ではなく「自分の髪をきちんと見てくれるスタイリストとの関係」に置くことが、長期的に見て満足度の高いサロン体験につながると考えています。
まとめ
クーポンサイト経由の来店客は、サロンではなくクーポンサイトの会員です。サロン側は手数料・割引によって利益が薄くなり、回転数を上げる必要が生じると施術の質に影響することがあります。クーポンの割引額よりも、スタイリストとの継続的な関係や技術の質を基準に美容室を選ぶことが、髪のコンディションを長期的に良い状態で保つことにつながります。

