髪を梳くとはどういうこと?梳きすぎによる失敗を防ぐために
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「とにかく軽くしてください」「できるだけ梳いてください」——こんなオーダーをされる方は多いですが、梳き(すき)のやりすぎには注意が必要です。美容師の立場から、髪を梳くことの意味とリスクについてお伝えします。
この記事のポイント
- 「梳く」とは毛量を減らすこと——全体の長さは変えない
- 梳きすぎると毛先がスカスカになり、まとまりが悪くなる
- 一度梳きすぎた髪は、伸びるまで元に戻せない
- 「とにかく軽く」は梳きすぎのリスクがある——担当美容師に状態を伝えて
「髪を梳く」とはどういうこと?
美容室での「梳く(すく)」という技術は、髪の全体の長さを変えずに毛量を減らすことです。専用のすきバサミや技法を使って、髪の束の中から一定量の毛を間引くように取り除きます。
「重く見える」「まとまりづらい」「シャンプーやドライヤーが大変」という悩みを持つ方が梳きをオーダーする場合が多く、梳くことで軽やかな動きが出やすくなります。
梳きすぎが引き起こす問題
問題になるのは、梳きすぎた場合です。根元はもっさりしているのに毛先だけスカスカ——という状態になると、かえってまとまりが悪くなります。毛先にツヤがなくなり、パサついて見えたり、クセが出やすくなったりすることもあります。
また、梳きすぎで短くなった毛は「アホ毛」としてピンピン飛び出しやすくなります。一時的に軽くなっても、1〜2か月後には根元の毛量が元に戻り、毛先だけが薄くなったアンバランスな状態になることがあります。
「とにかく軽くして」は要注意
「とにかく軽くしてください」「できるだけ梳いてください」というオーダーは、担当美容師が慎重に判断すべきケースです。お客さんが求めているのは「毛量を減らすこと」そのものではなく、「扱いやすく、まとまりやすい仕上がり」のはずです。
どの部分をどれくらい、どんな技術で梳くか——適切な量を適切な場所に、適切な技術で施すことが大切です。梳きすぎてしまうと毛先がパサパサになり、再現性も悪くなってしまいます。
梳きすぎたらどうなる?
一度梳きすぎた部分は、その部分が伸びるまで元に戻すことができません。毛先がスカスカになってしまった場合は、ある程度の長さをカットして整えるか、伸びるまで待つかが主な対処法になります。
信頼できる美容師に現在の悩みをしっかり伝え、適切な毛量調整をしてもらうことが、取り返しのつかない失敗を防ぐ一番の方法です。
まとめ
髪を梳くことは、うまく活用すれば軽やかなスタイルを作るための有効な技術です。しかし梳きすぎは毛先のパサつき・まとまりの悪さにつながります。「軽くしたい」と思っている方は、梳く量だけでなく、どの部分をどう仕上げたいかを美容師に伝えてみてください。
ヘアスタイルのご相談は、お気軽にどうぞ。


