トリートメントが手触りを改善する仕組み|コーティング効果とダメージ修復の違い
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トリートメントをすると髪の手触りが良くなりますが、「なぜ良くなるのか」を理解している方は少ないかもしれません。美容師の立場から、トリートメントが手触りを改善する仕組みについてお伝えします。
この記事のポイント
- トリートメントが手触りを良くする主な理由は「コーティング効果」
- 髪の表面を成分でコーティングすることで、摩擦を減らしなめらかに感じさせる
- コーティングはダメージを「修復」するものではなく「覆い隠す」もの
- 効果は一時的で、コーティングが剥がれると手触りは元に戻る
トリートメントのコーティング効果とは
トリートメントには、シリコン・カチオン界面活性剤・各種ポリマーなどのコーティング剤が含まれています。これらの成分が髪の表面に吸着することで、キューティクルのデコボコを埋め、摩擦を減らします。その結果、指通りがよくなり、ツヤが出てまとまりやすい手触りになります。
この「コーティング効果」は、美容室のトリートメントだけでなく、市販のコンディショナーや洗い流さないトリートメントにも共通する仕組みです。
コーティングはダメージを修復しない
重要なのは、コーティングはダメージを「修復」するものではなく「覆い隠す」ものだという点です。髪は死滅細胞であり、一度受けたダメージが回復することはありません。トリートメントによって手触りが改善しても、内部のダメージ自体は変わっていません。
コーティング効果は時間とともに薄れていきます。シャンプーを繰り返すうちにコーティングが剥がれ始めると、手触りは徐々に元の状態に戻ります。パサつきやきしみを感じるようになったら、コーティングが取れてきているサインです。
トリートメントを正しく使うために
トリートメントは「ダメージを治す」ためではなく「一時的に手触りを整える」ためのアイテムとして捉えることが大切です。コーティング効果を維持するには定期的な使用が必要ですが、コーティング剤が蓄積しすぎると、縮毛矯正やパーマなどの薬剤施術に影響を与えることもあります。
トリートメントの選び方や使い方についてのご相談はお気軽にどうぞ。
まとめ
トリートメントが手触りを改善するのは、シリコンやポリマーなどのコーティング剤が髪の表面を覆うためです。これはダメージの修復ではなく、一時的なコーティング効果です。効果はシャンプーのたびに少しずつ薄れ、コーティングが剥がれると手触りは元に戻ります。トリートメントを「整えるもの」として正しく理解して使うことが、髪との上手なつき合い方につながります。

