ヘアカラーが色落ちする4つの原因と対策|美容師が解説
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ヘアカラーで気に入った色にしても、しばらくすると少しずつ色が明るくなって(褪色して)いく——そんな経験はありませんか?これは決して施術の失敗ではなく、ヘアカラーの性質上、避けられないことです。ただし、褪色を早める原因はいくつかあります。美容師の立場から、色落ちの仕組みと主な原因、その対策をわかりやすく解説します。
この記事のポイント
- ヘアカラーは褪色(色落ち)が前提の施術——キューティクルから染料が少しずつ抜けていく
- 海水・温泉・プールのアルカリ性や塩素がキューティクルを開かせ、色素を流出させる
- 紫外線・ヘアアイロンの高熱もカラー染料の分子を分解し、褪色を早める
- 毎日のシャンプーも褪色の一因——洗浄後は速やかにドライヤーで乾かすことが大切
ヘアカラーが色落ちする仕組み
ヘアカラーの色素は、髪のキューティクルの内側(コルテックス)に定着しています。しかしキューティクルは外部からの刺激に反応して開いたり閉じたりするため、一度入った染料も時間とともに少しずつ外に流れ出てしまいます。
日本人の髪は元々黒色(メラニン色素が濃い)なので、ヘアカラーの色が入りにくく、かつ褪色しやすいという特性があります。これは髪質の問題だけでなく、生活習慣や環境など、さまざまな要因も関係しています。
色落ちの原因①:海水・温泉・プール
夏の海水浴の季節は要注意です。海水はアルカリ性のため、髪に触れるとキューティクルが開いてしまいます。キューティクルが開いた状態になると、その隙間からカラーの染料が流れ出てしまいます。
日本の温泉もほぼアルカリ性の泉質なので、同じことが起きます。また、プールの水に含まれる殺菌用の塩素は、カラーの色素を分解してしまうため、プールでも同様に褪色が進みます。
対策としては、海やプールに入る前にアウトバストリートメントをつけてコーティングしておくことで、ある程度ダメージと褪色を抑えることができます。
色落ちの原因②:紫外線
夏場の強い紫外線は髪のダメージにも繋がりますが、ヘアカラー色素の分解もしてしまいます。キューティクルの損傷部分から褪色が始まるため、紫外線を多く浴びるほど色落ちも早まります。
対策としては帽子や日傘なども有効ですが、髪専用のUVスプレーも市販されています。特に紫外線量が増えるこの季節に、仕事やスポーツなどで屋外に出ることが多い方は、UV対策をすることで褪色予防にもつながります。
色落ちの原因③:ヘアアイロン・ドライヤーの熱
毎日のスタイリングに欠かせないカールアイロンやストレートアイロンですが、これらの高温によってカラー染料の分子が破壊されてしまいます。染料は熱に弱いため、できるだけ低い温度で使う方が褪色も少なくなります。
ドライヤーはアイロンほどではありませんが、熱の影響を受けます。また過剰な熱はキューティクルの損傷を伴い、髪のダメージとなります。ハイダメージの髪ではキューティクル自体が剥がれて少なくなっているため、カラーの褪色がより早くなります。
色落ちの原因④:シャンプー
毎日のシャンプーでも褪色が進みます。シャンプーの洗浄成分がキューティクルを開いた状態にし、そこから染料が流れ出てしまうためです。
もちろん毎日髪を洗わないのは現実的ではありませんが、シャンプー後に濡れたまま放置するとキューティクルが開いたままの状態が続くため、すぐにドライヤーで乾かすことが大切です。それだけで色持ちが変わります。また、カラーケア専用のシャンプー・トリートメントを使うことで、褪色を遅らせる効果が期待できます。
まとめ
ヘアカラーの色落ちは完全に防ぐことはできませんが、原因を知って対策することで色持ちを長くすることは可能です。海水・温泉・プール・紫外線・アイロン熱・シャンプーのどれも、キューティクルを開いたり染料を分解したりすることが共通の仕組みです。
気になることがあればお気軽にご相談ください。お客様の生活スタイルに合わせた色持ちアドバイスをお伝えします。

