パーマ・カラー後の残留薬剤処理——アルカリと残留オキシが髪を傷める理由
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カラー・パーマ・縮毛矯正の施術後、薬剤が髪に残留することをご存知でしょうか。美容師の立場から、施術後の残留薬剤が髪に与える影響と、その対処法をお伝えします。
この記事のポイント
- カラー・パーマに使われるアルカリ剤は施術後も髪に残留しやすく、後々のダメージ原因になる
- 残留アルカリを除去するには「酸処理(アシッド処理)」が有効
- 残留オキシ(過酸化水素)はアルカリより髪に悪影響とも言われ、カタラーゼ酵素で分解する
- 施術後の後処理をしっかり行うことが、長期的な髪の状態を左右する
薬剤が残留する仕組み
カラー・パーマ・縮毛矯正ではアルカリ剤を使用します。アルカリの力で毛髪を膨潤させ、薬剤を内部に浸透させるためです。施術後に洗い流しても、アルカリは毛髪内に微量残留しやすく、そのままにしておくとカラーの褪色やパーマのダレ、パサつきなどに繋がります。
同様に、酸化剤として使われる過酸化水素(オキシ)も未反応のまま残留することがあります。残留オキシはアルカリよりも髪へのダメージが大きいとも言われており、施術後の後処理が重要です。
酸処理(アシッド処理)の役割
施術後のアルカリを除去するために行うのが「酸処理(アシッド処理)」です。酸性の処理剤を充分に使用することでアルカリを中和し、髪を弱酸性の安定した状態に戻します。これにより残留アルカリによるダメージの蓄積を防ぎます。
残留オキシとカタラーゼ
残留オキシを除去するために使われるのが「カタラーゼ」という酵素です。カタラーゼは過酸化水素を酸素と水に分解する反応を触媒します。カタラーゼを含む処理剤を施術後に使用することで、残留オキシをきれいに除去できます。
施術の最後に「役割が終わった残留薬剤を髪に残さない」ことが、1週間後・1ヵ月後の髪のコンディションを良い状態で保つことにつながります。施術やアフターケアについてのご相談はお気軽にどうぞ。
まとめ
カラー・パーマ後の残留アルカリと残留オキシは、後々のダメージ蓄積の原因になります。酸処理でアルカリを中和し、カタラーゼ酵素で残留オキシを分解する後処理が、長期的な髪のコンディション維持に重要です。

